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100円からOK、ポイントも 若者つかむ積み立て投資 つみたてNISA、20~30代が4割

2019/2/2

兼子将之さん(29)は転職を機に積み立て投資を始めた

若年層向けに積み立て投資が広がってきた。2018年1月に始まった積み立て型の少額投資非課税制度(つみたてNISA)は足元で100万口座を超えたとみられ、20~30代の割合は利用者全体の約4割に達する。個人型の確定拠出年金(イデコ)の対象者拡大や証券会社の投資初心者向けサービスも奏功し、積み立て投資が身近なものになりつつあるようだ。

「転職で給料が上がったのを機に積み立て投資を始めました」。昨年12月19日、会社員の兼子将之さん(29)は独立系金融アドバイザー(IFA)のFan(富山市)の東京丸の内店を訪ねた。「30歳の節目を前に、お金のことをもっと真剣に考えないと」。「人生100年」時代がいわれるなか、将来の資産設計への強い不安感が兼子さんを投資に向かわせた。

MUFG資産形成研究所が企業勤務者8500人を対象に結婚や住宅購入など「ライフプランに基づく生活設計」について調査したところ、「関心がある」との回答比率が30代以下の男性で7割弱に上った。40代男性、50代以上の男性(いずれも約6割)を上回った。同研究所の正岡利之所長は「関心が高いのは、経験するライフイベントが多く控えているからだ」と話す。

■「非課税」が後押し

非課税で資産運用できる制度も若年層を後押しする。つみたてNISAは投資信託などに毎月投資すれば、年40万円を上限に配当や売却益が20年間非課税になる。投資対象になるのは、販売手数料がゼロで信託報酬が安い低コストの投信が中心だ。

イデコは毎月決まった金額を積み立てて運用し、運用成果によって年金額が変わる仕組み。掛け金は全額が所得控除の対象で運用益も全額非課税となるメリットがある。

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