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津田大介のMONOサーチ

愛用時計がスマートウォッチに 津田大介wenaを試す

2019/2/12

wena wristシリーズは、ここまでに話した「wena wrist active」と「wena wrist pro」の他に、wena wrist proと同じステンレスタイプの第1世代「wena wrist」、レザータイプの「wena wrist leather」の4種類がある。wena wristはwena wrist proの前モデルという位置づけで、proと比べるとバンド幅が2mm広く、文字を表示する有機ELは搭載していない(着信などの情報はバンド部分の振動とLEDの点滅で伝える)。バンドにカーフレザーを使用したwena wrist leatherは、通知機能などはなく、電子マネー機能のみを搭載したモデルだ。

左からwena wrist pro(Silver、実勢価格3万8000円前後)、wena wrist(Silver、実勢価格3万3000円前後)、wena wrist leather(実勢価格9100円前後)

■スマートウォッチの新しい選択肢

僕のまわりでは、Apple Watchを使っている人が多く、ミーティングに参加すると出席者全員が付けていたということも珍しくない。スマートウォッチといえば、真っ先にApple Watchをイメージする人もいるだろう。そんな状況で登場したwena wristは、新しいコンセプトを提案しつつも、Apple Watchもしっかり研究している印象を受けた。

今のApple Watchにおおむね満足している僕も不満はある。前回も話した通り、Apple Watchは時計が常時表示されないので、時間をチェックするたびに腕を傾けて表示させなくてはいけないのが煩わしいのだ。僕のまわりには、時計をチェックする格好が失礼にならないよう、取材をするときだけApple Watchから普通のアナログ時計に付け替える人もいる。そういった不満はwena wristを使えば解消できる。

「楽天Edy」の搭載や駆動時間など、wena wristの方が優れている点もあるので、Apple Watchに細かい不満を抱えている人にとっても新しい選択肢になるだろう。まだ知らない人も多いかもしれないが、認知度が増せば、スマートウォッチがさらに普及するきっかけになる、そんな可能性を秘めていると感じた。

「もっと多くの人に知ってもらっていい製品だと思う」と津田氏
津田大介
ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。「ポリタス」編集長。1973年東京都生まれ。メディア、ジャーナリズム、IT・ネットサービス、コンテンツビジネス、著作権問題などを専門分野に執筆活動を行う。主な著書に「情報の呼吸法」(朝日出版社)、「Twitter社会論」(洋泉社新書)、「未来型サバイバル音楽論」(中公新書ラクレ)など。近著に「情報戦争を生き抜く」(朝日新書)。2011年9月より週刊有料メールマガジン「メディアの現場」を配信中。

(編集協力 藤原龍矢=アバンギャルド、写真 渡辺慎一郎=スタジオキャスパー)

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