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キャリアコラム

起業家は視座上げよ スタートアップ道場主の投資基準 エンジェル投資家の千葉功太郎氏に聞く

2019/1/30

エンジェル投資家の千葉功太郎氏

健康アプリ開発のFiNC Technologiesや資産運用サービスのウェルスナビ――。出資先のベンチャー企業(VB)が相次ぎ躍進し、エンジェル投資家として注目を集めるのが千葉功太郎氏だ。出資先約80社の経営幹部が半年に1回集まり、経営課題などを熱く議論する「千葉道場」の主宰者としても知られる。千葉氏が考える、起業家に必要な資質とは。

■起業家の人生のストーリーを重視

――ゲーム会社、コロプラの共同創業者だった千葉さんが投資家としてスタートアップの支援を始めた理由は。

「日本のスタートアップを少しでもグローバルに、存在感を発揮できるようにしていきたいとの思いからです。最近、フリーマーケットアプリのメルカリなどが海外市場に打って出ています。スタープレーヤーの背中を見て、自分の会社も世界で戦えるかもしれないという空気感が出てきました。これは大きいですね」

――投資をする基準は何でしょうか。

「千葉道場」では若手起業家らが真剣な議論を繰り広げる=Masanori Sugiura 提供

「起業家として、その事業をやる動機となる人生のストーリーを持っているかどうかを重視しています。ノリと流行でやっているわけではなくて。FiNCを起業した溝口勇児社長はトレーナーをやっていて、健康管理をテクノロジーでもっと手軽にしたいと考えた。ウェルスナビの柴山和久社長は元財務省の官僚。日本経済を活性化するためには眠っている個人資産を動かさないことには始まらないという大きな社会課題から起業しました」

「大きなビジョンを持ってチャレンジしていることも重要です。千葉道場のビジョンとミッションは『キャッチ・ザ・スター』と『まだ見ぬ幸せな未来を創造し、テクノロジーで世界の課題を解決する』。山を登るだけでなく、星までつかめるぐらい高い目線で行けと。そうすれば転んでも山の頂上くらいまでは行けます」

「まだ見ぬ幸せな未来を創造、という部分に込めた意味としては、いま見えている社会課題を解決するのもいいんですが、誰も気が付いてない、今よりもアップグレードされた未来をつくることを目指しています」

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