バリキャリほど悩む 自分の価値を見極める4ステップ

2019/1/31

4 SNSで発信したり、小さな会を企画してみる

「SNSで発信したり、小さな会を企画してみる」については少しコツがいるので次の項目で多くの文字を割いて説明します。

コンセプトが固まったら、本当にそのアイデアが相手の役に立つか、自分の思い込みではないかを実際に人に聞いてみて、ナマの声を集めてみましょう。SNSでコンセプトを発信したり、興味を持ってくれそうな友人知人に声を掛けたりして、まずは無料でもいいので反応を見る目的で会を開催してみることをおすすめします。

今はTwitter/ブログ/SNSなどで、「集まりましょう!」と声を掛ければ、すぐに集まることができる時代です。最初は友人を誘いあうところからのスタートでもOKですので、開催してみましょう。イベントを開催する垣根は昔よりずっと低くなっています。 特に参加者の時間の都合がつけやすい「朝活」を定期的に主催するのはおすすめです。

夜は予定が見えない人も、朝なら自分さえ早起きすれば開催できますし、会社の始業時間が決まっているためダラダラ開催することもなく、習慣化させやすいのです。主催というと大げさに聞こえるかもしれませんが、発起人になって友人や仲間を誘ってみる、という気軽なイメージで始めてみましょう。そこで「いける」という感覚がつかめたら、シリーズ化していきます。

シリーズ化していくためにはコツがあります。それはネタ切れしない形式を選ぶことです。

例えばあなたが勉強して得たお金関連の資格を生かして「お金に対する知識を深める勉強会」を開こう! と考えたとき、習った教科書に載っているような内容を順番で開催したとすると、教科書の知識の提供が終わるとすぐに朝活が終了となってしまいますよね。

例えばあなたの経験を生かしたお金の知識を教えたいのであれば、お金に関わる読書会やニュースを報告する会を開き、あなたならではの視点で議論する場をつくるようにするとネタ切れしません。本は毎日出版され続けていますし、ニュースも日々生まれるので「次はどうしようかな?」と悩む時間も短縮されます。私も「早朝グルメの会」という朝からレストランでおいしい朝食を食べる会を10年主宰していますが、早朝営業のレストランは次々と新しい店が登場してきますし、なくなってしまう心配もないのでずっと続けることができます。

今回お伝えした方法は「朝活」と限定はしていますが、朝以外でも、会を主催するときに応用できるものです。参考にしていただければ幸いです。

「会社員はもう終わっている」とあおる人も多いですが、実は会社員ほど大きな権限と肩書を持って自由に動ける環境もそうそうないのです。焦って何も準備がない中で独立や副業を目指すのではなく、メリットを生かせる今のうちに「仕事が遊び、遊びが仕事」になるような生き方は何かを探っていきましょう。

池田千恵
株式会社 朝6時 代表取締役。慶應義塾大学総合政策学部卒業。外食企業、外資系戦略コンサルティング会社を経て現職。企業や自治体の朝イチ仕事改善、生産性向上の仕組みを構築している他、「働き方改革プロジェクト」「女性活躍推進プロジェクト」など、ミドルマネジメント戦力化のためのコンサルティングや研修を行っている。「絶対! 伝わる図解」(朝日新聞出版)、「朝活手帳」(ディスカヴァー21)など著書多数。

[nikkei WOMAN Online 2018年12月12日付記事を再構成]