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女性管理職が語る

パッチワーク型ロールモデルのすすめ 理想像は自作で 日本オラクル クラウド・システム事業統括本部長 斉藤千春氏

2019/1/31

斉藤千春・日本オラクルクラウド・システム事業統括本部長

管理職として活躍する女性が仕事やプライベート、働き方への思いを自らつづるコラム「女性管理職が語る」。女性管理職が交代で執筆します。今回は、日本オラクルのクラウド・システム事業統括本部長、斉藤千春氏です。

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女性たちからよく相談される悩みの一つに「ロールモデルがいない」というものがあります。

女性がほとんどいなかった営業職に飛び込んだ私には、同じ部署にはもちろん、女性のロールモデルがいませんでした。それでもロールモデルがいないと思った時期はありません。男性でこの部分は見習いたいと思う人はたくさんいますし、本や雑誌などでインタビューを見て、「こういう考え方はいいな」と思うことはよくあります。

新卒で入った会社でグローバルに活躍していた女性の最高経営責任者(CEO)も目指すべき一人でしたし、60歳を過ぎた今も働く母も私にとってロールモデルの一人です。ロールモデルは女性である必要もないですし、一人である必要もありません。一人のロールモデルを探すよりも「こんなところがいいな」と思う部分を組み合わせてパッチワーク型ロールモデルをつくるのが一番いい方法だと思うのです。

女性が働くのは当たり前になってきましたが、社員に占める女性の比率は米国の30%に対し日本は22%、管理職に占める女性の比率は米国の26%に対し日本は16%です。日本はまだまだ女性の社員・管理職を増やす必要がありますし、企業や政府にとっても、女性が決定権のある立場に就くことが重要だと思います。そのためには、女性がリーダーとなるのを後押ししないといけません。

オラクルには全世界で展開する女性リーダー育成のための「オラクル・ウーマンズ・リーダーシップ(OWL)」というコミュニティーがあります。米国では2006年から、日本では11年から活動を開始し、日本代表は私が務めています。

この組織の目的は女性に優しい会社にするだけではなく、働く意思を持つ女性がその能力を発揮し、キャリアを築ける環境を整えることです。男性や役員もメンバーで、女性を中心としたいろいろな人との交流の場として機能しています。

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