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画像はイメージ =PIXTA

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今いる会社で経験を積んでキャリアアップしたい、と思う人は多いでしょう。しかし同じように努力していても、キャリアアップできる人とできない人がいます。その違いがなぜ生まれるのかを考えてみましょう。

同じ経験の同期同士に差がつく理由

同期入社で同じ職種に配属されても、数年で評価に差が付き始めます。人事評価に限らず、客観的な印象や評判など、見えにくい評価もたくさんありますが、それらで明確に差がついてゆきます。

その原因はなんでしょう?

一昔前なら、原因は「努力の量」だと指摘する人が多かったかもしれません。

私を含めたバブル世代以上のおじさんは、睡眠時間を削って仕事をしたり、深夜にメールを返信したり、家に仕事を持ち帰ることを良いことだと信じて過ごしてきましたので、もっと長い時間働け、努力しろ、ということをしたり顔でつぶやくわけです。

けれども今は働き方改革の時代です。

睡眠を削って体調を崩すなんて意味がないし、深夜にメールを返信されても「この人仕事抱えすぎじゃない? 仕事できない人なのかな」とマイナスの印象を与えることだってあります。

そんな時代になってあらためて振り返ってみれば、長時間働いていた人が必ずしも出世しているわけではない、という事実に気づくわけです。

出世するということは、会社の中で新しい役割を与えられるということです。

今までは課長の指示に従って資料を作る役割だったけれど、出世したら逆に資料を作る指示をすることが役割になります。

その役割を与える基準になるものがなにか、ということがポイントです。

それは当然ながら、長時間働いていたこと、ではありません。

実際に的確な資料を作る指示をできるかどうか、ということが判断基準になります。そしてその判断を裏付けるものが必要なわけです。

それが出世の判断基準である「実績」です。

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