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前首相ら輩出 千葉県立船橋高、躍進支える「教養力」 千葉県立船橋高校の安藤久彦校長に聞く

2019/1/27

日本とシンガポールの官民がアジアの中高生を集めて開く課題研究コンテスト「グローバル・リンク・シンガポール」にも有志が参加する。今年参加した3年生の佐藤ふたばさんは数学に関する研究成果を英語で発表。科学立国へとまい進するシンガポールの現状を知り、「とても有意義な時間を過ごせた」という。

■県内公立校で最も高い入試倍率

生徒にはさらなるたくましさを求めたいという

海外から大学生を招き、夏休みに船高の生徒と1週間交流する「エンパワーメント・プログラム」と呼ぶ行事もある。米コーネル大やカリフォルニア大デービス校などから2~3人を招き、生徒は15人ほどが参加。身近な問題から社会問題まで様々なテーマについて、一日中英語で議論する。

ほかにもSSH指定校として、生徒がそれぞれ課題を設定し、観察や実験などで掘り下げていく取り組みを進める。「研究成果は全国大会で上位入賞する生徒もおり、こうした活動は間違いなく、受験にも役立っている」と安藤氏は話す。また、様々な施策をしていることが中学校や保護者にも伝わり、「優秀な生徒を呼び込む好循環につながっているのではないか」と分析する。実際、17年度の高校受験の倍率は普通科で3.40倍と、県内公立校では最も高かった。

次の100年に向けてどんな人材育成を目指すのか。18年4月に赴任した安藤氏は「まじめで穏健な生徒の特質はそのままに、力強さやリーダーシップを上積みしていきたい」と語る。変化の激しい時代には、人から教えられるのでなく、自ら判断し、行動する知的なたくましさが求められる。生徒の自主性をさらに引き出すため、留学制度や生徒個人の探究活動をより一層充実させていく考えだ。

(村上憲一)

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