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前首相ら輩出 千葉県立船橋高、躍進支える「教養力」 千葉県立船橋高校の安藤久彦校長に聞く

2019/1/27

千葉県立船橋高校の安藤久彦校長

千葉県立船橋高校は2020年、創立100周年を迎える。伝統的にクラブ活動や生徒会活動が盛んで、文武両道をモットーとし、前首相の野田佳彦氏、ジャーナリストの江川紹子氏、俳優のディーン・フジオカ氏ら多彩な卒業生を送り出してきた。近年は難関大学への進学実績も伸ばしている。安藤久彦校長は「次の100年に向け、強みである教養主義に磨きをかけていきたい」と力を込める。

■1年生主体で盛り上がる伝統のかるた大会

「瀬をはやみ~、岩にせかるる滝川の~」

有名な百人一首の上の句が詠みあげられると、生徒が一斉に走り出した。体育館いっぱいにひもを渡し、洗濯ばさみでつるされた大判の札の中から、下の句を探し出す。毎年1月に開かれる同校の伝統行事「かるた大会」だ。

1年生が主体で盛り上がる「かるた大会」(1月18日)

参加するのは、国語の授業で百人一首を学ぶ1年生が中心。個人戦と団体戦があり、この日は団体戦だった。見事に1枚取った森一馬くんは「授業だけよりも楽しんで覚えられるのがいい」と息を弾ませる。次の1枚を取った菅原茉莉さんは「友人と練習して備えてきた。取れると達成感がある」とうれしそうに話した。

50年ほど前、国語の授業の一環として始まったが、現在は生徒会の文化委員会が主催する行事となった。文化委員会の顧問である長内恵里奈先生は「授業で学んだ成果を発揮する場として定着してきた。札を作る文化委員、詠みあげる放送委員も含め、1年生主体で運営することにも意義がある」と強調する。

「かるた大会は当校の特色をよく表している行事」と安藤氏は語る。一つは、「何事にもまじめに取り組む校風」。同校はクラブ活動が活発で、一人で複数のクラブを掛け持ちする生徒も多く、加入率は124%に達する。放送委員会は17年度のNHK杯全国高校放送コンテストのテレビドキュメント部門で準優勝した。元NHKアナウンサーの宮田修さんも放送委員会のOBだ。

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