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週末レシピ 「悪魔のおにぎり」材料で和風パスタ挑戦

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NIKKEI STYLE

「悪魔のおにぎり」をご存じだろうか。天かすと青ノリなどをご飯に混ぜてにぎったもの。最初はネットで「クセになるうまさ」と火がつき、2018年にはコンビニで商品化され大ヒット中だ。

今回は、この具を使って「和風パスタ」を作ってみようという試みである。天かすは天ぷら店やそば店などでタダで譲ってもらえることもあるだろう。安くてボリュームたっぷりのパスタ、さっそく作り方を紹介しよう。

<材料:1人分)>
パスタ 100グラム(乾麺の場合) / めんつゆ 適宜 / リーブオイル 適宜 / 天かす 大さじ2杯程度 / 青ノリ 小さじ1~2杯 / 青シソ 2~3枚
<作り方>
(1)ふだんパスタを調理する通りにパスタをゆでる
(2)青シソは洗ってペーパータオルなどで拭き、千切りにしておく
(3)パスタがゆであがったら皿に盛り、めんつゆをかけて、軽くまぜる。めんつゆは濃縮度合いによって量が異なるので、最初は少なめにかけて食べるときに調整してもよい
(4)パスタの上に天かすと青ノリを散らし、青シソをのせる
(5)最後にオリーブオイルをまわしかける

以上である。パスタは太さによって「カッペリーニ」「フェデリーニ」「スパゲティニ」「スパゲティ」などいろいろ種類があるが、細いものよりもある程度太いものが和風パスタには合う。できれば太さ1.7ミリ以上のスパゲティがおススメ。

パスタのゆで方は人によって流儀があるかもしれない。最近では「水漬けパスタ」といって、乾麺のパスタを水に2時間ほどつけてから鍋でゆでる、あるいは電子レンジで加熱する方法も好まれている。100円均一ショップには水漬けパスタ用の容器も売られているほどだ。時間短縮にもなるし、食感が生パスタのようにモチモチになる。

もちろん、料理の教科書にのっとり、鍋にたっぷりのお湯をわかして塩を加え乾麺からゆでたい人はそのようにしてもらってかまわない。それぞれ好みのやり方でゆでればよい。芯が残ったアルデンテではなく、芯が残らないようにゆでたほうが和風パスタには合う。

青ノリは個人的には少々コダワリがある。青ノリをスーパーで買おうとすると、たいてい隣に「青粉」という似たような商品が置かれている。値段は青粉のほうが安い。が、私はちょっと奮発して高いほうの「青ノリ」を買う。

2つは同じ海藻類だが、植物学的には違うもの。青ノリはヒトエグサ科の「ヒトエグサ属」かアオサ科の「アオノリ属」で、青粉はアオサ科の「アオサ属」である。青ノリのほうが断然香りがいいので、できればこちらをおススメしたい。

さて、「悪魔のおにぎり」はもともと南極観測隊の料理人が限られた食材と調理環境の中でおいしく腹持ちのいい料理をということで考案したものだという。昨年夏にテレビでそのレシピが紹介されると、さっそくまねして作った人がYoutubeに動画をアップしたり感想をツイッターに投稿したりしてネット上で話題となった。

その名前の由来は、悪魔にとりつかかれたようにやみつきになってしまう、ということから。天かす入りのうどんを「たぬきうどん」と呼ぶことから、「たぬきおにぎり」という別名もある。

昨年10月にはコンビニのローソンでも商品化され、発売になった。インパクトのある名前と「やみつき注意、悪魔のような誘惑」「おいしすぎてついつい食べ過ぎてしまう」というキャッチコピーがこれまたネット上で話題に。売り切れになる店舗も続出した。

2019年1月9日現在で、発売からの累計販売数は約1700万個。ローソンのおにぎりで20年以上にわたり販売数1位を維持していた「シーチキンマヨネーズ」、いわゆるツナマヨの販売数を一時的にではあるが上回ったという。コンビニのおにぎり史を塗りかえるほどの大ヒット商品になった。

今年1月には天かす入りの「悪魔の焼うどん」「悪魔のパン」も発売されるほど、世の人々は悪魔のトリコとなっているのだ。

実は人々がこの味にやみつきになるのは科学的にも理にかなっている。龍谷大学農学部教授で農学博士の伏木亨先生が著した『コクと旨味の秘密』(新潮新書)によれば、「脂」「糖」「アミノ酸の旨味」の3つの物質は直接脳に働きかけ、快楽物質を放出させる成分を多く含んでいるという。

悪魔のおにぎりには、油脂を含む天かす、糖とアミノ酸のうま味を含むめんつゆが入っている。まさに快楽物質が出る成分が完璧にそろっているというわけだ。

脂と糖といえばカロリーが高く、カラダに脂肪として蓄積されやすいとされている。だから、食べることに少し背徳感はある。が、背徳感があるからこそ快楽は大きい。こうして我々人間を不健全な道や快楽の世界に導いて堕落させるところがまた悪魔たるゆえんかもしれない。

私も「悪魔のおにぎり」を買って食べてみた。おいしいとは思ったが、これは出来たてのほうがもっとおいしいだろうなと感じた。というのも、おにぎりに混ぜ込んで時間がたってしまった天かすは水分を吸ってべたっとしてしまうからだ。

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人がおいしいと感じる理由の一つには「食感」もある。お茶漬けの中にアラレ、トロタクすしに刻んだタクアンを入っているのは、「カリカリ」「パリパリ」食感がアクセントになっておいしく感じるからではないか。だから、おにぎりも食べる直前に天かすを混ぜるのがよいと思う。半分めんつゆのうまみを吸いつつもカリカリの食感が残っているほうがおいしい気がする。

ただ、これには好みもあるだろう。おにぎりのノリの好みも「パリパリ派」と「しっとり派」がいる。私は断然「パリパリ派」で、食べる直前にノリでご飯を包みたいほうだ。せんべいでも、しょうゆをしみ込ませてしっとりさせた「ぬれせん」よりもパリッとした普通のせんべいが好き。

私のようなパリパリ、カリカリ食感派は特に、ごはんや麺類に天かすを乗せて食べる直前にかき混ぜ、天かすが少しだけめんつゆを吸ったくらいで食べるのがちょうどいいはず。

ともあれ、今回はパスタ仕立てにした次第である。オリーブオイルも入って若干カロリー高め。食べるか食べないかは「あくまでも」自己責任でお願いしたい。

(ライター 柏木珠希)

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