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インフルエンザ薬、ゾフルーザ処方前に知るべき注意点

2019/1/25

早く症状を改善するために有効とされるインフルエンザ治療薬(写真はイメージ=PIXTA)

インフルエンザの流行が拡大しています。国立感染症研究所感染症疫学センターが2019年1月18日に発表したデータによると、全国42都道府県で警報レベルを超え、本格的な流行期に入りました。インフルエンザは毎シーズン1000万人以上、日本人のほぼ10人に1人が症状を訴えて医療機関を受診する大規模な流行性疾患です。ちょうど受験シーズンに流行のピークが重なるため、受験生がいる家庭では、はらはらしながら過ごしているのではないでしょうか。

インフルエンザの予防法としては、ワクチン接種のほか、手洗い、十分な休養、人混みに出ない、適切な湿度を維持するなどの対策が勧められています。しかし、どの対策も百パーセントかからない保証はありません。万一かかってしまった場合、少しでも早く症状を改善するため、有効とされるのがインフルエンザ治療薬です。

もともと健康な人がインフルエンザにかかった場合、通常5日から7日程度で自然に治ります。インフルエンザ治療薬は、発病してから48時間以内に使えば、症状が出ている期間を1日程度、短縮する効果があります。つまりつらい期間を平均で1~2割短くしてくれる薬だと考えればよいでしょう。なお、ぜんそくや腎臓病患者、高齢者など、インフルエンザにかかると重症になりやすい人などは、積極的に使うべきとされています。

現在、病院や診療所で処方してくれる主なインフルエンザ治療薬を表に示します。飲み薬が2種類と吸入薬2種類、点滴薬1種類があります。この中で、新聞やテレビなどでたびたび紹介され、注目を集めているのが、昨年3月に登場した「ゾフルーザ」です。

ゾフルーザの第1の特徴は、患者にとって使い勝手がよいことです。タミフルでは1回の治療で1日2回、5日間の計10回薬を飲む必要がありますが、ゾフルーザは体重80キログラム未満の大人ならカプセル2錠(80キログラム以上の人は同4錠)を1回飲むだけで済みます。

もう1つの注目すべき特徴は、ウイルスの排出がいち早く止まることです。実際にインフルエンザにかかった人に、ゾフルーザ、タミフル、プラセボ(本来は薬効のない偽薬)を飲ませて比較した研究(臨床試験)を行った結果、プラセボを飲んだ群では、ウイルスの排出が止まるまでの時間が4日(96時間)だったのに対し、ゾフルーザを飲んだ群ではわずか1日(24時間)と大幅に早まっていました。タミフルを飲んだグループは72時間で、ゾフルーザ群と明らかな差がつきました。

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