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ポイント賢者への道

スマホのコード決済、小型店で広がる 神社や球場でも ポイント賢者への道(97)

NIKKEIプラス1

2019/1/23

スマホ決済アプリ「ペイペイ」では表示したバーコードを店員が読み取ると支払いが完了する

100億円還元キャンペーン――。昨年暮れ、スマホを使った決済サービスのPayPayが支払額の2割を還元すると打ち出したところ、利用者が家電量販店などに殺到して話題になりました。同じようなスマホ決済の分野には、企業が次々と参入して乱立気味です。気になるけどよく理解できていない、という人のために、仕組みや利用法を2週にわたり説明します。

よく聞くスマホ決済、モバイル決済という用語は、「QRコード」や「バーコード」を用いた決済アプリを指すのが通常です。コンビニ店などでアプリを起動し、表示されたコードを店員に読み取ってもらいます。ボール紙などに印刷されてレジ前に置かれた店側のコードを、アプリに読み込むケースもあります。

日本では以前から別方式のスマホ決済が知られてきました。前回紹介したモバイルSuicaが代表例です。こちらはスマホ端末に埋め込まれたICチップが基盤です。店頭設置の専用リーダーにスマホを近接させて反応させる仕組みで、非接触型といいます。

最近になりコード方式が増えてきた理由で大きいのが、店舗側の導入費用の安さです。スーパーなどはいまあるPOSレジ機をコード読み取り用に手直しして対応できます。レジ機を持たなくとも、ボール紙やモバイル端末で対応する方法を選べばよく、そうすればもっと安あがりです。

利用時の素早さの面ではアプリ起動の不要な非接触型が勝りますが、コード方式は今後、中小商店を中心に全国の隅々に広がる可能性があります。すでに神社の屋台、球場の巡回ビール販売、観光地の人力車、特設のイベント会場、一杯飲み屋などで導入例があります。決済時にポイントを獲得できる特典もあります。次回はお得なコード決済の選び方を紹介します。

菊地崇仁
北海道札幌市出身。1998年に法政大学工学部を卒業後、NTTに入社。社内システムやLモードの料金システムの開発などに携わり、2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。06年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、11年3月代表取締役に就任。一般からプラチナまで、57枚のクレジットカードを所有。

[NIKKEIプラス1 2019年1月19日付]

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