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男女コンビのパーパー かみあわない笑いで人気上昇

2019/2/7

学園コントや恋愛ネタを得意とするお笑い男女コンビの「パーパー」。仲が悪いことで知られるが、かみあわない2人が醸し出す独特の笑いが好評。お笑いの有力コンテストで相次ぎ好成績を残すなど話題は尽きない。

左/三人合わせて星野です 1989年10月生、群馬県出身。右/あいなぷぅ 94年2月生、愛知県出身。初DVD『きらきらパチパチしゅわしゅわ』(コンテンツリーグ/税別3000円)発売中。マセキ芸能社所属

パーパーは2017年に「第8回お笑いハーベスト大賞」で優勝。「キングオブコント2017」でも決勝に進出して注目を浴び、テレビ出演の機会が増えた。さらに、18年8月には「ほしのディスコ」の芸名で活動していた星野が『うちのガヤがすいません!』(日本テレビ系)で憧れのPerfumeと共演した際、彼女たちの定番挨拶をもじった「三人合わせて星野です」という新芸名をのっちから提案されて改名。芸能ニュースを沸かせた。

そんな彼らの結成は14年。マセキタレントゼミナールの同期として出会い、「愛知から毎週夜行バスで東京まで通っていると聞いて、気合が入っている子だなと思い」、星野からあいなぷぅを誘う形でコンビを組んだ。

この2人、実はコンビ仲が悪いことでも知られている。18年5月放送の『アメトーーク!』(テレビ朝日系)では、あいなぷぅが星野に対して返事をしなかったり、アルバイトを優先させるために、ライブを月10本までに制限したりしていることなどが伝えられた。

もともとあいなぷぅはお笑いに興味がなく、「50TA(狩野英孝ふんするアーティスト)さんに憧れてマセキ芸能社に入るのが夢だっただけ」。一方の星野は根っからのお笑い好き。「小学生の頃に『笑う犬の冒険』のコントを休み時間にマネしていたのが芸人になりたいと思ったきっかけ。中学生になってからは『爆笑オンエアバトル』や『エンタの神様』など、ネタ番組は全部見てきました」

そんなかみ合わない2人が演じるコントには、絶妙なおかしみと説得力がある。

星野は、最初は事務所の先輩でもあるバカリズムのような世界観で笑わせたかった。「今は完全に自分が笑われるネタばっかり(笑)。僕はそっち方向なんだなって気付いてから、お客さんの反応が見違えるように良くなりました」とネタ作りを明かす。あいなぷぅは「ネタにはこだわりがないので、もらったものを100%やるだけ。職業としてやっている感覚です」とクールに言い切る。

人気バラエティーに出演する現在の心境を聞くと、星野は「バラエティーではネタ以外の部分が重要なので、最近アフリカのカリンバという楽器を買いました。カリンバ芸人を目指して練習中です!」と明るく話す。あいなぷぅは「芸人を始めてからずっと不安ですが、今カリンバと聞いてもっと不安になりました」と苦い顔。

目下の目標は「ゆくゆくはアーティストの方と関われる番組をやりたい」(星野)、「主婦がお昼に見るような時間帯にお料理番組をやりたい」(あいなぷぅ)と、それぞれまったく別の方角を向いているのもこのコンビらしい。

(「日経エンタテインメント!」1月号の記事を再構成 文/遠藤敏文 写真/中村嘉昭)

[日経MJ2019年1月18日付]

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