道半ばの貯蓄 反省より「今できていることを数える」ファイナンシャルプランナー 風呂内亜矢

写真はイメージ=PIXTA
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年末年始に、お金を使いすぎてしまったと気にしている人もいるかもしれません。自分に厳しく家計をチェックすることも素晴らしいですが、できていることを数えることも、現状把握のために効果があります。

■受け取る予定の退職金や貯金をこのまま続けたら……

「セカンドライフの資金に○千万円必要」と見聞きしたり、同僚や友人の貯蓄額が自分よりあまりに多かったりすると、到底たどり着けない・追いつけないと考えてしまいがちです。しかし、準備に使える年数や月数で割り算してみると、意外と身近な金額に感じられることもあります。

特にセカンドライフの資金については、必要な額だけでなく、受け取ることができる額も確認してみると、本当に今から追加で準備すべき金額が見えてきます。

例えば、勤務先の退職金の制度や加入している民間の個人年金保険など、退職時や満期時にいくら受け取ることができるか把握しているでしょうか。実は、既にまとまった資金を準備するための取り組みを、自分は始めていたと気がつくかもしれません。

貯蓄についても、今月から始めた月3万円の貯蓄が、大きな金額に感じられなくても、20年間続けると720万円と、なかなかまとまった金額になることがわかます。

今、目の前の同僚がまとまった預貯金を持っているように見えても、それは長い期間をかけて築いたものかもしれません。私たちも今から始めれば、将来は同じくらいの資金を築ける可能性があります。

ちなみに、12月・1月は、年間でもお金を使いやすい月ですが、2月は総務省統計局の家計調査のデータなどを見ていると、比較的消費を抑えられる月になっています。年末年始の使いすぎは、2月から取り返していってもよさそうです。

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