足裏や表情筋も カラダづくりに役立つEMS器具3選
新年から始める「自分磨き」グッズ(中)
1月は気持ちも新たに、趣味や仕事に取り組むいいタイミング。カラダづくりを中心とした「自分磨き」グッズを、3回に分けて紹介する。
小型で体のさまざまな部位に使える
もともとEMSはリハビリや疲労緩和などに用いられていた技術。これを世界で初めて家庭用運動機器として商品化したのが米アブトロニックだ。アブトロニック製品を販売するブランディングジャパンWebマネージャーの泉原朱美氏によると「1月は『決意商品』が売れるといわれますが、EMS機器もダイエット目的で購入される方が増加します」という。
同社の新作「アブトロニックアレクサ」は、軽量で小さなパッド型が特徴。小型なので男女問わず使えて、腹部はもちろん腕や足などさまざまな部位に使うことができる。専用のジェルシートを用いることで、体の各部位に貼り付けることが可能。薄型なので装着した上に服を着ることできる。
10段階のレベル調整と6パターンのプログラムを搭載。充電式のリチウムイオンバッテリーではなくボタン電池で稼動し、サイズは小さいが1分間で腹筋運動400回以上というパワーを誇る。女性をターゲットに開発した小型モデルだが、泉原氏によると「購入者の65%は男性」だという。
歩行を支える筋肉にアプローチ
腹部用のEMS運動機器が多いなか、歩く力に注目して開発された、足専用のEMS運動機器が「SIXPAD Foot Fit」。
足裏からふくらはぎ・前すねまで、歩行を支える筋肉に効率よくアプローチできるという。イスに座って本体に足を乗せることでトレーニングができるので、オフィスや自宅のリビングなどで簡単に始められる。レベルは20段階で調整可能だ。
Bluetoothを搭載しており、スマートフォンとも連動可能。専用アプリを使えばトレーニングのレベル調整や自身のトレーニングの努力値の確認など、自身の筋トレを可視化できる。また、トレーニングアドバイスによってさまざまな知識を学ぶことができる。
「足裏やふくらはぎの筋肉を鍛えることで、全身の健康が期待できると、健康志向が高い方々に支持されています」(MTGのSIXPAD広報宣伝、岩野亜未氏)
リフトアップとEMSのダブルの刺激
顔をマッサージするフェースローラーにEMSを搭載したのが「ルルド フェイスメイクローラー」だ。2つのローラーをフェースラインに沿って上下させ左右の頬をリフトアップすると同時に、ローラー部を流れる微弱電流で筋肉を収縮させて表情筋に効果を及ぼす。強さは2段階の調節が可能。独自設計により肌や歯茎へのピリピリ感を軽減しているという。
電気刺激だけでなく、温感RF(ラジオ波)を搭載。これにより「じんわりと肌を温め、心地よく効果的なトリートメントを実現する」とのこと。充電式コードレスで、防水仕様のため、使い勝手もいい。
「2018年4月に発売し、高額商品にもかかわらず初週で1000本が売れ、欠品がおこるほどの人気となりました」と話すのは、アテックス企画マーケティング部の田代晶子部長。当初想定していた購買層は40~50代女性だったが、発売後は50~80代の女性からの支持が多いという。男性にも非常に好評で「美容に対する男性の意識が高まっていることを実感した」(田代氏)。
(ライター 津田昌宏、写真 野町修平=APT、スタイリング 宇田川雄一)
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