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祖父との電話で流した涙 女子バレーエース、古賀さん

2019/1/21

試合で故郷の九州を訪れた際、赤いダウンと帽子をプレゼントした(右が古賀紗理那さん、中央が祖父の義治さん)

女子バレー日本代表の若きエースアタッカー、古賀紗理那さん(22)は自他共に認める「おじいちゃん子」だ。子供のころは家がすぐ近くで、よく外で一緒に遊んでもらった。バレーボール選手として東京に出てからも、毎週のように電話であれこれ話をする。負けず嫌いでめったに人に弱みを見せない古賀さんだが、祖父の前では素でいられるという。

古賀選手のスパイクは柔らかく、それでいて力強い(NEC提供)

「私が注目されていてもいなくても、すごく応援してくれているのが伝わるんです。でも頑張れ、頑張れとガツガツいうわけでなく、『バレーボールは仕事だし、自分のできることをやればいいよ』みたいなことを言ってくれるので、すごく心の支えになっています」

紗理那さんが慕うおじいちゃんとは、佐賀県に住む古賀義治さん(83)のこと。紗理那さんはその近所で生まれた後、5歳のときに父親の転勤で熊本県に引っ越したが、その後も夏休みや正月などイベントのたびに帰省していた。

「庭で花火をしたり、川で釣りをしたり、よく一緒に遊びました。おじいちゃんは悪知恵というか、すごく頭が良くて、釣りざおだって自分で作っちゃうんです。畑もたくさん持っていました。耳が遠い以外は今もすごく元気で、畑はほとんど人に貸してしまいましたが、自分の庭で野菜とか作っています。この前もデコポンが食べたかったみたいで、自分で木を育てて、これじいちゃんが作ったんだぞと言って出してくれました」

■日本代表から漏れた後…

紗理那さんは地元の高校を卒業後、2015年にNECのバレーボールチームに入った。練習が休みの曜日には、決まって義治さんから電話がある。といってもたいていは、まず祖母がかけてきて、その後に義治さんにかわるという。

「いつも『試合見たよお』とか、『いい顔してやってたねえ』とか、自分が言いたいことをしゃべって終わる感じです。すごく耳が遠くて(私が何か話しても)聞こえていないと思います」

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