腕のいい料理人が道具にこだわるのは、道具が味や食感を大きく左右するから。プロも信頼する「調理道具の目利き」、料理道具専門店・飯田屋社長の飯田結太さんに、料理上手になれる新・定番グッズを聞いた。
1位 ビタクラフト スーパー鉄フライパン(26cm) 8800円
鉄だけれど錆びにくい「フライパン2.0」

特殊な焼きつけを施して、表面を硬く、錆びにくくした鉄製フライパン。業務用並みに厚く、火の回りが均一なため、肉も魚もムラなく焼け、野菜炒めもシャキシャキに。鉄製に必須の使い始め前の焼き入れや、使用後の油引きは不要。「鉄の長所と手入れの楽さとを併せ持つ『フライパン2.0』と呼ぶべき逸品」。
2位 宮崎製作所 ジオ・プロダクト片手鍋(18cm) 9000円
7層構造で「一晩寝かせた味」を短時間で再現

熱伝導性の高いアルミと保温性の高いステンレスの7層構造。少ない熱量で鍋全体にムラなく熱が伝わり、味が素材に素早く染みる。「一晩寝かせたカレーや煮物の味を、短時間で再現できる実力派」。蓋と本体が密着し、無水調理もお手のもの。「蒸し野菜の旨みも栄養も逃しません」。
3位 吉田金属工業 グローバルイスト (万能19cm) 1万円
日本人の使い勝手を追求した1本

切れ味バツグンで錆びに強いオールステンレス包丁。海外でも人気のラインアップを、日本人向けに軽く扱いやすいよう改良してある。「刃先部分は肉の筋切りや薄切りに、手前側は野菜の小口切りや千切りに向く。1本で大半の料理をこなせます」。15cmの短いタイプは果物や野菜の皮むきなどに。