マネーコラム

日経TRENDY 特集セレクト

吉野家・すき家… 外食でお得なキャッシュレス決済は

日経トレンディ

2019/2/1

写真はイメージ=PIXTA
日経トレンディ

スマホアプリを使ったコード支払いなどキャッシュレス決済が広がり、外食チェーンの得な使い方が変わり始めた。代表例が牛丼の吉野家。これまで電子マネーのWAONしか使えなかったが、2018年12月から一気に3つのキャッシュレス決済に対応した。Suicaなどの交通系電子マネー、スマホ決済のOrigami Pay、そして独自の電子マネー「吉野家プリカ」だ。

還元率が高いのは吉野家プリカ。2月末まではチャージ時に5%分が上乗せされる。店頭で即時発行され、年会費や入会費は無料だ。

ただし、チャージ額は現金で1000円単位。そこまで吉野家を使わないという人に薦められるのがOrigamiだ。支払額が2%割引になり、クレジットカードとひも付けて支払えば、最大で1.5%程度のカードのポイントも別途たまる。従来のWAONが1%、交通系電子マネーでも1.5%程度の還元率にとどまることを考えると、この2つの支払いの有利さが光る。

さらに活用したいのが、公式アプリやLINEの公式アカウントで配信されている割引クーポン。公式アプリには、歩数に応じてポイントがたまり、割引クーポンと交換できる「歩く割」もある。

同じ牛丼チェーンでは、すき家も独自電子マネーが最得。ゼンショーグループ共通で使える「CooCa」は支払いで0.5%のポイントがたまり、ウェブサイトでならクレジットカードでのチャージができる。

さらに還元率をアップさせる技もある。毎月25~27日に1万円以上チャージすれば3%分のポイントが付く。この3日間を狙ってチャージするといい。一方、支払いに使うと得になるのが毎月9・19・29日。ポイント付与率が通常の9倍の4.5%となる。また、月3回以上の利用で10円相当、月5回以上の利用で20円相当、月9回以上の利用で90円相当のポイントがその翌月付与される。ヘビーユーザーなら迷わずCooCaを使うべきだろう。

モスバーガーも独自電子マネー「モスカード」が得。ウェブサイトでクレジットカードによるチャージができ、3000円以上なら1%分のポイントが付く。クレジットカードのポイントと合わせて1%以上の還元率となるが、毎月25~29日に1000円以上チャージすれば、ポイントの付与率が4%にアップし、圧倒的に得になる。

注文の仕方にもひと工夫。スマホやパソコンから来店前にオーダーしておく「モスのネット注文」なら、店頭よりも安い特別価格のメニューがある。モスカードがあればウェブ上で支払いも済ませられるので、来店したら商品を受け取るだけでいい。

居酒屋チェーンを中心に、話題のスマホ決済に対応する店舗も急増。10月に迫る消費増税では店内飲食が軽減税率の対象にならないこともあり、お得感のある決済手段の導入がますます加速しそうだ。

■結論:複数回使うなら独自電子マネーを利用

各チェーンが力を入れる独自電子マネーが総じて最得。チャージする日や使う日を選べば10%近い還元が狙える。リピート利用で残高が使い切れるなら積極的に使いたい。割引クーポンは公式アプリから獲得しよう。

(注)一部の店舗ではすべての支払い方法には対応していない場合がある

(日経トレンディ 佐藤嘉彦)

[日経トレンディ2019年2月号の記事を再構成]

これまでの「日経TRENDY 特集セレクト」の記事はこちらからご覧ください。

日経トレンディ 2019年 2 月号

著者 : 日経トレンディ編集部
出版 : 日経BP社
価格 : 690円 (税込み)


マネーコラム 新着記事

ALL CHANNEL