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米良はるか 必要な人に資金流れる仕組み、さらに早く READYFOR社長インタビュー(後編)

2019/1/21

READYFOR社長の米良はるかさん

日本初のクラウドファンディングを運営するREADYFOR(レディーフォー、東京・文京)社長の米良はるかさん(31歳)。約7年間で9000件以上のプロジェクトを掲載し、70億円以上の資金を集めた。「誰もがやりたいことを実現できる世の中をつくる」というビジョンに向けて、「社会で本当に必要とされている場所にお金を流す」仕組みをつくるため猛スピードで成長を続けている。米良さんにレディーフォーの次の戦略について聞いた。

【インタビュー前編】米良はるか がんで自覚、経営も人生も一人で抱えない

■会社を次のステージに上げるための資金調達

──18年10月、法人化以来はじめて外部の投資家から資金調達を実施して話題を呼びました。さらにメルカリなど外部からの人材を積極的に登用しています(下記囲み参照)。その狙いはどこにあるのですか。

米良はるかさん(以下、敬称略) 経営力を上げたいと考えたからです。レディーフォーは良くも悪くもわりと同世代のチームで手探りでつくってきた会社だったのですが、自分たちが実現していきたい世界に向けて、もっとスピードを上げていくためには、「成功パターン」みたいなものを、外から会社の中に素早く取り入れていきたいと考えました。「成功のメソッド」を手に入れやすくするためには、外部の資本を入れて環境を整え、経営者としての成功体験を持つような方に入っていただいてアドバイスをいただきたいと思いました。

何かをやっていくための資金でもあるし、理想を実現するために必要なリソースを手に入れたともいえますが、いずれにしても会社を次のステージに上げるための資金調達といえます。

──新たに調達した資金は具体的にどう活用していくのですか。

支援者がよりよい支援体験を感じることができるような管理システムを実行者向けに開発していきます。これにより、ともすれば一過性で終わってしまいがちなクラウドファンディングにおける実行者と支援者との関係が、より長期的で継続的な関係として続いていく仕組みを実現させていきます。

【クラウドファンディングとは】
クラウドファンディング(crowdfunding)とは群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語。インターネットを通して自分の活動や夢を発信するプロジェクトの実行者が、その思いに共感した人や活動を応援したいと考える支援者から資金を募る仕組み。運営会社は、プロジェクトが成功した場合に集まった支援金の一定額を手数料として徴収するなどしたビジネスを展開している。目標や金額の設定が成否を分けるため、運営会社は実行者が考えるプロジェクトの内容を一緒に検討したり、使い勝手のよいプラットフォームの開発に力を入れている。
【レディーフォーの資金調達と外部人材登用】
レディーフォーは18年10月、グロービス・キャピタル・パートナーズ(東京・千代田)、起業家兼投資家の孫泰蔵氏が率いるミスルトウ(東京・港)、ストライプインターナショナル社長の石川康晴氏およびメルカリ社長の小泉文明氏を引受先とした第三者割当増資を行い、約5億3000万円の資金調達を実施した。外部の投資家から資金調達するのは14年の法人化以来初。人材面では、18年10月にグロービス・キャピタル・パートナーズ代表パートナーの今野穣氏が社外取締役に、メルカリ社長の小泉文明氏がアドバイザーに加わる。19年1月にはニュースアプリ「SmartNews(スマートニュース)」の初期開発メンバーの町野明徳氏を新たに執行役員・最高技術責任者(CTO)に迎えるなど、積極的に外部人材の登用に動いている。

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