日本株、19年は年末高 景気回復にらむ(窪田真之)楽天証券経済研究所所長兼チーフ・ストラテジスト

写真はイメージ=123RF
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「日経平均株価は4月以降、20年の世界景気回復を織り込んで上昇に転じると考える」

2019年の株式相場がスタートしました。年初の動きでは18年同様、波乱含みの様相を示しています。今回は19年の日本株について展望したいと思います。

結論からいうと、私は年初安・年末高のパターンになると予想しています。年初は19年の世界景気悪化を織り込んで日経平均株価は軟調に推移するものの、4月以降は20年の世界景気回復を織り込んで上昇に転じると考えています。

日経平均の高値予想は12月に2万4000円

私の19年の日経平均の予想は「3月に安値1万8500円、12月に高値2万4000円」です。その理由を説明します。

株式相場は景気循環に半年から1年先行して動きます。つまり、景気が悪くなる半年~1年前に下げ始め、景気が良くなる半年~1年前に上昇することが多いというわけです。

19年に日経平均が3月に安値を付けた後、4月から上昇すると考えているのは20年の世界景気回復を半年~1年早く、織り込み始めると考えているからです。

日経平均は18年10月2日に2万4270円を付けてから、急落しました。しかしながら、半導体関連株や設備投資関連株など景気敏感株だけ見ると、18年1月が高値で1年近く下げ続けています。これは19年の世界景気悪化を先んじて織り込み始めたためと考えられます。

年初の日経ヴェリタスに掲載されている他の専門家の予想を見ると、私と同じ年末高で予想している方もいますが、「年初安・年央高・年末安」という予想が多いことに気付きました。「19年に世界景気はしばらく好調を維持するが、20年にかけて息切れ」と考えているからのようです。

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