共働き夫婦の資産形成 まず貯蓄、次に投資を考える「ファミリーアロケーション」をマネーハック(2)

写真はイメージ=123RF
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今月のマネーハックのテーマは夫婦で最適な資産配分を考える「ファミリーアロケーション」です。共働き夫婦が増えている我が国においては、2人の稼ぎをそれぞれの口座に置きつつ、夫婦として1つの目標に向かった資産形成が求められます。

投資について夫婦で話し合うことは意義がある

投資について夫婦間で話し合うことはとても意義があります。それは自ずと夫婦間での資産形成の意識共有や合意につながるからです。

1人で投資をすると「とりあえず増やそう」「増やしたらあぶく銭なので何かパーッと使おう」といった発想になりがちです。その原資は、夫婦が協力して稼いだお金の一部ですから、どちらかが勝手に使ってしまってはいけないお金なのですが、なぜか1人で投資するとそうなってしまいます。

しかし、夫婦で話し合えば「このお金はこれくらいの増やし方を目指し、○○○を実現するための資金の元にする」というような形で具体的な資産形成の手法や資金の使途が見えてきます。目標が見えてくればむやみに投資でリスクを取ることもなくなります。

ファミリーアロケーションの重要性は「資産形成の方針」を明確にすることにあります。そのとき大切なのは投資よりまず先に「貯蓄のペース」や「貯蓄の目標金額や使途」を決めることです。

投資の前に貯蓄ノルマの共有をまず考える

つまり、ファミリーアロケーションについて段階を踏んで考えるとしたら、夫婦間で「貯蓄の目標(金額や使途)」をイメージし、「毎年の貯蓄のノルマ」をまず設定。その後でようやく「現在の貯蓄額のどれくらいを投資に回すか」「毎月の貯蓄額からいくら投資に回すか」といったことを決め、最後に「投資方針」を具体化することになります。

もちろん、夫婦がお互いの貯蓄額も把握せずに投資をすることは全くお勧めできません。これはリスク管理をしていないことを意味するからです。夫婦の資産形成は貯蓄を確保した上で、一部を投資に回してプラスアルファの利回りを狙うといった手法が望ましいと思います。

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