五輪代表選び本格化、日本一でも決め手は海外の実績?

2020年東京五輪を控え、19年は各競技で代表争いが本格化する。どんな成績を残せば自国開催の夢の舞台に立てるのだろう。

柔道や卓球、バドミントンのような対戦型は、国際大会の成績で決まる世界ランキングに応じて出場権が与えられる。1年がかりの長丁場のレースだ。日本勢は開催国枠での出場もあるが、レベルの高い競技は関係ない。国別に限られた出場枠を国内のライバルと奪い合う。卓球やバドミントンは日本一の称号を得ても、五輪の代表選考ではほとんど意味がない。

有力選手がひしめくお家芸の柔道の出場枠は各階級1。開催国枠で出場できるので各階級の国内ナンバーワンを選んでもよさそうだが、日本選手相手に強くても金メダルにはつながらないという理由で、海外の強豪に対する実績が最も重視される。19年の世界選手権(東京)が重要な選考材料となる。

一方、記録を争う競泳は五輪出場が認められる参加標準記録があらかじめ決められており、それを突破しなければ道は開けない。その上で国内競技団体が定めた選考基準をクリアする必要がある。

19年世界選手権で優勝すれば五輪内定。それ以外は今回も20年の日本選手権が一発勝負の選考会となりそうだ。五輪の決勝進出を目標にできるレベルの派遣標準記録を独自に設定。それを日本選手権の決勝レースで上回った選手だけを代表に選んできた。

それ以前に派遣標準を何度破っていても考慮しない。16年の男子100メートル平泳ぎは2位だった北島康介さんが準決勝で派遣標準を上回りながらも5大会連続の五輪出場を逃している。

(編集委員 北川和徳)