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次世代リーダーの転職学

学んだことはすぐ語れ 転職に生きる情報人脈の築き方 エグゼクティブ層中心の転職エージェント 森本千賀子

2019/1/18

講演やセミナーでは、登壇者だけでなく参加している方々とも名刺交換し、フェイスブックを中心にネットワーキングを図っています。そして、そのイベントで聞いた話に対する感想、そのテーマについて自分が考えていることをフェイスブックに投稿する際、その方々をタグ付けさせていただきます。

すると、その投稿はタグ付けした方の友達の目にも触れるわけです。その中には私のメッセージが響く方も何人かいて、「今度このテーマの会合を開くんですが、参加されませんか」といった誘いのメッセージをいただくこともあります。

このように、自分が興味を持ったテーマについてインプットしたことを交流サイト(SNS)でアウトプットすることによって、同じ課題意識を持つ人との交流が生まれ、次のインプットの機会を得ることにつながっています。

もちろん、SNSに限らず、自分が学んだことを社内にフィードバックすることで、同じ課題意識を持つ社員とのつながりが生まれ、そこから情報を獲得できるかもしれません。

私はリクルートグループで採用コンサルティングの営業をしていた頃、担当マーケットだったこともあり「流通業界に強くなろう」と考え、コンビニエンスストアチェーンの研究をしていた時期がありました。各コンビニの戦略の違い、新商品・サービスなどの情報を仕入れては、社内のメンバーに話していたのです。そのうちに他のメンバーが「けさテレビで見たんだけど、あのコンビニがこんな取り組みを始めるらしいよ」と、わざわざ情報を教えてくれるようになりました。

自分が深めたいテーマを見つけたら、知識・情報のインプット→アウトプット→インプットのサイクルを築くことをお勧めします。新たなインプットをもたらしてくれる仲間からは、もしかすると希望の転職につながる情報も得られるかもしれません。

■テーマが見つからないなら「話題の新刊」に注目

書店のベストセラーコーナーも情報の宝庫だ。写真はイメージ=PIXTA

「新聞やウェブニュースを見ていても、特に強く興味を持てるテーマがない。それでもトレンドは押さえておきたい」という方もいらっしゃるでしょう。そういう方は、大型書店の売り上げランキングなどをチェックして、上位に入っている本を読んでみてはいかがでしょうか。

多くの方が読もうとする本には、何かしらひき付けるもの、役立つものがあると思います。また、大型書店内を歩き回りながら、本のタイトルを眺めてみてもいいでしょう。何かしらピンとくるキーワードが見つかるはずです。

私は「新聞紙派」とお伝えしましたが、新聞を読むときは記事だけでなく、下の方にある書籍の広告もチェックしています。ここには各出版社が「多くの人に支持されるはず」という確信を持っている本が宣伝されているわけですから、きっと旬を捉えた価値ある書籍情報ではないかと思います。

――昨今は、一分野だけの知識やスキルを究めるよりも、複数分野の知識・スキルの「掛け合わせ」によってキャリアの将来性やチャンスがぐっと広がる時代です。「このテーマなら自分に任せて」と言えるものを複数持ち、「自分ブランド」を構築するのが得策。ぜひ、時代の流れを読んで、今の自分に掛け合わせるべきテーマを発見してください。

※「次世代リーダーの転職学」は金曜掲載です。次回は2019年1月25日の予定です。この連載は3人が交代で執筆します。

森本千賀子
morich代表取締役 兼 All Rounder Agent。リクルートグループで25年近くにわたりエグゼクティブ層中心の転職エージェントとして活躍。2012年、NHK「プロフェッショナル~仕事の流儀~」に出演。最新刊「のぼりつめる男 課長どまりの男」(サンマーク出版)ほか、著書多数。

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