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門脇麦、難役に挑戦 魂吹き込んだシンプルな衣装

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「愛の渦」「ナミヤ雑貨店の奇蹟」などの映画やドラマで注目を集め、エランドール賞などの新人賞を総なめにしてきた女優・門脇麦さん。「体が資本」という26歳の彼女が愛用している「温活グッズ」とは。

「冷え」対策に欠かせない腹巻きとレッグウオーマー

「2018年は、体調の面で悩まされることが多い1年でした。さらに後半は、ずっと舞台をやっていまして(NODA・MAP公演『桜の森の満開の下』)。稽古も含めると4カ月の長丁場だったので、絶対に体調を崩せない。『冷えは万病のもと』と言いますし、特に首という首と、お腹を温めるといいと聞いたので、なるべく冷やさないように気をつけていました。

そんなときに事務所の専務が送ってくださったのが、この腹巻きとレッグウオーマーです。これまでにも栄養価の高い食べ物などを届けてくださるなど、いつも気にかけて頂いているのですが、こういう体を温めるものは初めて。とてもうれしかったですし、『これはもう、毎日着けなきゃ』と思いました(笑)。

まず腹巻きですけど、実は私、ちょっと苦手意識がありました。腹巻きって、モノによっては伸縮性が高かったり、分厚かったりするので、お腹が圧迫されて胃が痛くなってしまうんです。でもこの腹巻きは薄くて着け心地が軽いので、まったく負担にならない。キャミソールを1枚来ている感覚と変わらないので、とても使いやすいです。

レッグウオーマーは今まで使ったことがなかったのですが、これもすごく気に入っています。女性のファッションって、くるぶしが出るものが多いと思うんです。私だと普段ワンピースを着ることが多いので、どうしても足元が冷える。『足元の冷えは全身の冷えにつながる』とも聞くので、このレッグウオーマーも、腹巻きと一緒に、朝から晩までずっと着けてます。これも着け心地が軽くて、タイツの上から重ねて着けたりもできるので、使い勝手が良いです」

「舞台では、作品ごとに1回はケガをしてきた」という門脇さん。しかし「温活」の効果もあり、「今回は1度もケガをすることなく、なんとか体調をキープできた」と言う。

「温活という意味では、しょうが紅茶も良かったですね。『臓器から温めると声がよく出る』と教えてもらって、いつも作って飲んでいました。市販のしょうがチューブを紅茶にたっぷり入れて、ハチミツを加えて、熱いうちに飲む。そうすると体の内側からぽかぽかになって、汗ばむくらいになるんです。その状態でウオーミングアップしてから舞台に立つと、本当によく声が出る。喉を潰したり、声を枯らしたりすることもなかったです。

しょうが紅茶を飲む習慣は、舞台が終わってからも続けていて、今は紅茶だけでなく、食べ物や飲み物、何にでもしょうがを入れています。家にはしょうがチューブが常備されてます」

シンプルな服から役をつかんだ、主演映画『チワワちゃん』

2019年1月18日公開の主演映画は「チワワちゃん」。90年代を代表する漫画家・岡崎京子さんの短編を、26歳の新鋭・二宮健監督が現代を舞台に移して映画化した作品だ。門脇さんは、バラバラ死体で見つかった遊び友達「チワワちゃん」の在りし日の記憶をたどる主人公・ミキを演じている。

「ミキはチワワの話をみんなに聞いて回るシーンはたくさんあるのですが、自分のことを語るシーンがほとんどないんです。キャラクターが強い役が多い中で、一番、個性が浮かび上がらない役。どう作っていったらいいか分からなくて、脚本を読んでも探りきれず、難しい役でした。

助けになったのは、衣装です。ミキはクラブで遊んでいる華やかな人なので、衣装合わせでは最初、柄モノのワンピースとか、派手な服ばかりを合わせてたんです。でもどれもしっくり来なくて、これも違う、あれも違う、となかなか決まらなくて。髪形も、かつらをかぶってみようとか、とにかく迷走していって、結局、衣装合わせに2日かけました。

そうして最後にたどり着いたのが、白いTシャツにパーカーを羽織るという、シンプルなスタイルだったんです。こういうふうに着飾らなくてもクラブに行けるということは、ミキは自分に自信があるというか、自分の中には核があると自分で思っているということ。だからチワワちゃんが現れたときに、自分の場所を取られるかもしれないと焦りを感じたり、悔しく思ったりという感情が生まれる。その衣装から役の本質みたいなものがようやく見えた気がして、衣装の大切さを改めて実感しました」

完成した映画からあふれるのは、刹那の青春を生きる若者たちの強烈な光と影。特に夜の町で騒いで、踊って、恋をして、エネルギーを発散させるきらびやかなシーンが印象的だ。

「原作は90年代の話ですけど、人間が抱える感情は、今も変わらない。この映画を見て、若者の虚無感や孤独は普遍的なものなんだなと改めて思いました。あと、私たちが『本番!』と言われて必死に遊んでいたシーンが、出来上がってみると胸に迫るというか。例えばチワワちゃんが真ん中に立って踊るシーンなんかは、現場で見ていても輝かしくて泣けました。若さの爆発も感じるし、みんな今、このときしかない時間を過ごしているんだなぁって……。監督の編集の力もあって、想像していたよりも感傷的になる作品でした」

DVDで浴びるように映画を見て、女優の道へ

門脇さん自身は、どんな青春を過ごしたのか。バレリーナの道に挫折した中学2年以降、常にそばにあったのは、レンタル店で片っ端から借りて見ていたという映画のDVDだ。

「青春って、体力も時間も有り余っていて、でもそのエネルギーをどこに向けたらいいか、分からない時期。だからこの映画の彼らみたいに遊ぶことで発散したりすると思うのですが、私はそういう時間を本当に、過ごしてきてなくて。だから『チワワちゃん』の役作りで行くまで、クラブにも行ったことがなかったんです。

代わりに私がしていたのは、映画を見ること。映画を見ると、登場人物に感情移入したりして、心が動くじゃないですか。そうして悲しくなって涙が出たり、うれしい気持ちになったりする。心を動かすことで、私なりにエネルギーを発散していたのかなと思います」

やがて映画の世界に入り、今ではコンスタントに主演を重ねる演技派女優の1人に。18年には20代後半に入り、仕事への向き合い方に変化が出てきたという。

「デビュー当時から監督は先生みたいな存在だったんです。だから現場では監督に対して自分の意見をいうこともあまりありませんでしたし、監督と一緒に作品を作っているという感覚には、おこがましくて、どうしてもなれなかったんです。

監督の意向に全て添いたいと思う気持ちは今も変わりません。でも『チワワちゃん』の二宮監督は同世代だったこともあり、今までと違う手応えがありました。話し合いながら試行錯誤して、ともに作品を作っていくことにすごくやりがいを感じました。同時に、自分の器の小ささや、力量の無さも痛感しましたね。それがこれからの成長につながっていくんじゃないかと思っています。

19年はまた忙しくなりそうですし、この仕事は本当に体が資本なので、しっかり温活を続けてがんばりたいですね。自分の体をケアできるのは、自分だけなので。特に腸と脳みそって、つながってるって言われているようで、人の幸福感を左右するセロトニンを分泌したりするのも腸だと聞いたこともあって。だから腹巻きで臓器をいたわりながら、1個1個の仕事をがんばりたい。

今、欲しいモノですか? うーん……高麗人参のエキスです。なかなか頻繁に買えるものではありませんが、忙しくてバテそうなときの救世主としてお守り代わりに持っていたいな、と思っています。」

門脇麦
 1992年生まれ、東京都出身。2011年にドラマデビュー。13年に「スクールガール・コンプレックス~放送部篇~」で映画初主演。14年の「愛の渦」「シャンティ デイズ 365日、幸せな呼吸」「闇金ウシジマくんPart2」(14)にてキネマ旬報ベスト・テン新人女優賞などを獲得。近年の映画に「ここは退屈迎えに来て」(18年)、「止められるか、俺たちを」(18年)、ドラマに「まれ」(15年)、「トドメの接吻」(18年)など。NODA・MAPやKERA MAPなど舞台でも活躍。19年は5月に主演映画「さよならくちびる」が公開予定。

『チワワちゃん』

東京湾バラバラ殺人事件の被害者が、かつてクラブでつるんでいた「チワワちゃん」と判明。ミキはチワワについての雑誌取材を受けながら、出会いやバカンスの日々を思い出す。さらにミキがかつての仲間にチワワとの思い出を聞いて回ると、それぞれの記憶の中のチワワは、まったく別の顔をしていた……。監督+脚本・二宮健 原作・岡崎京子(「チワワちゃん」KADOKAWA刊) 出演・門脇麦、成田凌、寛 一 郎、玉城ティナ、吉田志織、村上虹郎、松本穂香、成河、栗山千明、浅野忠信 2019年1月18日(金)全国ロードショー

(ライター 泊貴洋、写真 藤本和史)

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