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ずぼらに続ける家計簿術 口座記録、月イチで確認 半年に一度「バランスシート」作成を

2019/1/13

コツはレシートなどを用いず、預金通帳やネットバンキングの明細など、いつでも見られる口座記録で済ますこと

2019年こそ家計改善元年に――。税や社会保険料の負担が増す中で家計管理の重要性が増している。その出発点は家計簿作りだが、手間をかけすぎると三日坊主になりがちだ。初心者でも長続きする家計簿作りのコツは何か。共働き夫婦に合ったいまどきの家計管理とは。貯蓄が順調にたまる家計づくりの術をまとめた。

家計簿作りは長続きしないと感じる人は多い。経験者約3300人に家計簿サービスのマネーフォワードが聞いたところ、途中で挫折したことがある人が58%。「記入に手間がかかる」「忙しいと忘れる」といった理由が多いという。

家計簿の役割は収入に見合った暮らしをしているか、出費のどこに無駄があるかを見ること。「きちょうめんにつけなくても大丈夫」とファイナンシャルプランナー(FP)の深田晶恵氏は話す。月に一度、端数は無視して千円単位でつけるだけで十分だという。

■レシートは使わず

はじめに家計の全体像をイメージするため、昨年1年間に家族でいくらお金を使ったかを計算してみよう。といってもレシートなどは要らない。簡単な計算式がある(図A)。

給与明細などから昨年の収入金額を税・社会保険料を除いた手取りベースで確認。次に通帳などから昨年末の預金残高を1年前と比べる。増えていれば出費を抑え、減っていれば出費を膨らませたことを物語る。

例えば手取り年収を500万円として、貯蓄が50万円増えていれば、計算式により1年間に450万円を支出したことになる。反対に貯蓄が50万円減ったのなら支出額は550万円だ。

おおまかに支出の規模が分かれば「浪費がひどい」「もっと貯蓄を」などと家計改善の動機になる。そのうえで手間をかけず、1カ月ごとに家計簿をつける。

コツはここでもレシートなどを用いず、預金通帳やネットバンキングの明細など、いつでも見られる口座記録で済ますことだ。

住宅ローンの返済(住居費)や子どもの学費(教育費)などは口座引き落としで払っているケースが多いだろうから、費目ごとにそのまま転記すればいい。光熱費などをクレジットカードで払っている場合、紙の利用明細書は遅れて届くので、会員専用サイトにログインして見るのが手早い。

スーパーやドラッグストアで買うような食料品や日用雑貨は、思い切ってひとくくりにして「基本生活費」に入れる。これらは口座記録から仕分けられないし、生活必需品として割り切るのだ。外食など特定の使途にお金を使いすぎていると感じるならその費目を別途立てるのもよいだろう。

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