ボルダリングで性格分かる? 合コンや企業研修の場に

相手が登っている姿を見て、助言したり励まし合ったりする(都内で開かれたボルダリングの合コン)
相手が登っている姿を見て、助言したり励まし合ったりする(都内で開かれたボルダリングの合コン)

2020年の東京大会から五輪の正式種目となったスポーツクライミング。一見すると孤独な競技に思えるが、実は周囲の助言を生かしながら登るため協調性や社会性が問われる。そのうちの一つであるボルダリングを、男女の出合いの場や企業向けの研修などに活用する動きが出てきた。

「やった、登れた!」。壁の一番上まで登り切った会社員の男性(34)は、下りるとうれしそうに床の上で待つ仲間にかけよった。男女合わせて5人とグータッチで喜び合う。一方で「だめだぁ、やっぱり難しい」。尻餅をついた会社員の女性(31)は悔しそうに声をあげながら、グータッチの拳を突き出していた。

18年12月中旬。東京都内のジムに設置されたカラフルな壁を前に、25歳~49歳の男女約20人が集まった。8割以上がボルダリング初心者といい、真剣なまなざしでインストラクターの説明に耳を傾ける。

彼らが真剣なのはそれだけが理由ではない。リクルートグループが運営する「ゼクシィ縁結びパーティー」と婚活イベント運営のベストパートナー(東京・千代田)が企画した「ボルダリングコン」だからだ。

男女それぞれ3人ずつのグループに分かれ、1人ずつ色とりどりの無数の突起物(ホールド)が取り付けられた壁を登る。見ている人が自然にアドバイスをかけ、仲良くなる男女も多い。20分ほどで男子グループが1つ隣にずれる。全ての参加者と一緒にボルダリングを体験する仕組みだ。

「実はボルダリング経験者。合コン自体は10年以上前に出たくらいだが、今日は楽しかった」参加した会社員の男性(40歳、製造業)は照れくさそうに話す。合コン終了時には仲間から、連絡先などを書いたメッセージカードを渡されていた。

あなたは「自己流タイプ」?

ボルダリングは自分が登っている時間よりも、地上で待ちながら相手がどう登るかを見て、アドバイスする時間が多い。助言を通じたコミュニケーションが、他のスポーツに比べて生まれやすいという。