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最新爪切り 切れ味に驚き、しかも使いやすい

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日経トレンディネット

爪切りは、きちんとしたものを買うと、驚くほど使いやすく切れ味が良い。そのことに目覚めた筆者は、いろいろな爪切りを使ってみた。なかなか買い替えないアイテムだからこそ、ギフトとしても、自分用としてもうれしい製品だ。

ヘッドが回転、足の爪もラクラク

刃物の街として知られる、岐阜県関市の老舗刃物店、小坂刃物製作所の人気モデル、ヘッドが回転するコフの爪切りをベースに、ヨシタ手工業デザイン室がデザインしたのが、「Griff nail clipper(回転刃タイプ)」。

爪切りは、人や場合によって、ハンドルを持つ位置や角度が変わるのだが、そのさまざまに変化する持ち方のほとんどをカバーしつつ、最大限に力が入りやすいように設計されているのが、この爪切りの一番の特徴だ。特に、本体を机の上に置いたとき、刃の部分が少し持ち上がった位置で固定される形状なので、爪切りを机の上に置いたままで爪が切れる。この使い方は握力が弱い人にも使える、このモデル独特の機能だ。

実際に使ってみると、刃物メーカーとして長く爪切りを作ってきた企業の製品だけに切れ味には文句がなく、しかも力を入れやすい形状だからか、分厚い足の爪もラクに切ることができる。また、刃の部分が回転するので、足の爪を切るのに手首に無理がかからず、とてもラクに切れる。何よりも、モノとしての形状がとてもカッコいいのだけど、この形が全部、爪が切りやすいための形になっているのがすごい。

筆者が、爪切りという道具について、真面目に考えてみようと思ったきっかけになったのが、この製品。使うたびにその構造に感心できるから、爪を切る作業がおっくうにならない。それが、この爪切りの一番の魅力かもしれない。

見た目良し、機能良しの携帯爪切り

米国のプロダクトデザイナーが、爪切りの形をゼロから考え直してデザインしたという製品。面白いのは、切れ味を求めた結果、刃は日本の関市のメーカーに依頼したということ。日米コラボの製品になった。

変わった形状の爪切りだが、ハンドルを折り曲げることで、短い距離でもテコ自体の長さを稼げる設計は、小型化だけでなく、爪を切る作業時にも良い具合に機能する。切る爪の近くでハンドルを動かすことになるのだが、これがとても切りやすい。切る場所と切るために動かす場所は近いほうが細かい作業に向くのは当たり前のことだが、この爪切りはそれを実現している。

ただし、かなり小型の爪切りなので、伸び過ぎた爪や足の爪にはあまり向いていない。どちらかというと、日常的に持ち歩いて、気がついたときにサッと取り出して、爪のささくれを直したり、少し伸びた爪を整えるといったグルーミングに向いた製品なのだ。

シンプルながらしゃれたデザインのヌメ革のケースが付属していることからも、携帯する使い方が推奨されていることがうかがえる。質感もデザインも良いし、高硬度ステンレス製で耐久性も高い。一見、何かが分からない形状なので、気の利いたギフトとしても使える。

切れ味がすごい、関孫六の足用

貝印の関孫六シリーズは、関の伝説の刀匠の名前を冠しているだけあって、どの製品も、その切れ味は他の追随を許さないものがある。少し切ってみるだけで、「うわ、これは切れる」と驚くほど、スルッとラクに切れる感触なのだ。もっとも、爪切りの場合はあまり切れ味が良過ぎても怖いのだが、そこは長年爪切りを作っている貝印製だけあって、安全性も十分考慮されている。

その中で今回選んだのは、「関孫六 ツメキリ type101L」。この爪切りは、オーソドックスな形状だが、やや大きめに作られている。主に足の爪をラクに切るための製品だ。この大きさが、大人の男性にとっては持ちやすく、切りやすい。これを使っていてちょっと大きいなと感じるのは小指の爪くらいだ。それにしても切りづらいわけではない。

ただでさえ切れ味の良い関孫六シリーズの大型タイプだから、足の爪、特に親指の爪のような厚い爪も何の問題もなく切れる。さほど力を入れずに切れるから、かえって安全に切れるのだ。

切れ味の良さがオーバースペックなら危険かもしれないが、切るものに対して適切な切れ味ならば安全だ。本体が大きいので、本体に内蔵された爪やすりも大きくて使いやすい。刃が直線的なのは、足の爪を丸く切って巻き爪になるのを防ぐため。しかし、手の爪を丸く切るのにも、特にコツなど要らず普通に丸く切れば丸く切れるのは、切りたい場所に確実に刃をあてやすい設計になっているからだろう。

シンプルイズベストなルーペ付き

年をとってくると、手元が見えにくくなる。そこで、当然、ルーペ付きの爪切りも登場する。貝印の「119 ルーペ付きツメキリ」は、ルーペ付きのタイプの中でも、最もシンプルなタイプの一つ。LEDなどは付かない、爪の先を2.5倍に拡大して見ながら爪が切れるというだけの製品だが、使ってみると、これで十分のように思えた。

爪切りで、目が必要になるのは、最初の刃をあてるときと、切り終った後のチェックのときくらい。実際に切っている間は、刃を見ているというよりも感触を確かめながら爪に沿って爪切りを動かしているだけだ。また、どのみち暗いところでは爪は切らないから、デスクライトとルーペがあれば十分。

ルーペの性質上、後ろからの光よりも前からの光のほうが見やすいので、デスクライトなどの前で、光を十分に当てつつ、横向きに持って切ると、拡大された指先がよく見えて切りやすいと思った。切れ味や使い勝手は、安定の貝印製品で問題はない。ルーペ部分を爪切りの後部に回せば、単なるルーペとしても使えるので、リビングの机の上などに常備しておくと、何かと便利に使えそうだ。

不器用な人でも使いやすい、カッコいいニッパー

ニッパー式の爪切りは、不器用な筆者としてはなんとなく怖くて避けてきた。しかし実際に使ってみると、きちんと爪を見ながら、意志を持って爪を切り進んでいく感じは、なかなか気持ち良いし、決して難しいものでもなかった。思い通りに切り進めるから、どのくらい爪を切るかのコントロールがとても精密に行えるのだ。それは不器用な筆者でもできたのだから、やはりとても爪が切りやすい形状なのだろう。

SUWADAの「SUWADA つめ切り CLASSIC (L)」は、ニッパータイプの基本的な形状の製品。刃物だというのに、初心者の私でもスムーズに使えるユーザビリティーの高さは、そのまま、この製品の技術力の高さということなのだろう。

ただ、やはり爪を直接切っているという感触が強いため、切る際にやや緊張する。これは慣れの問題だが、爪切りという作業に気軽さを求めたい筆者には、もしかしたら向かないかもしれない。好みの問題はあるが、爪を切る道具として、とてもよくできているし、完成された形の一つだと思う。

ビシッと身だしなみを整えたい、というときに使いたい爪切りなのだ。また手先の器用な人にとっては、この形状が最もラクに爪が切れる形のような気がする。切っているときの爪の見え方が最もクリアなのが、このニッパー型なのは間違いないのだ。

ピレネー山脈の天然石使用の高級爪やすり

オマケに爪やすりを一つご紹介。クリップジャパンの「Klhip Nail File」は、フランス、ピレネー山脈の天然石を使った爪やすり。これは、とにかく使いやすいのだ。

もともと爪やすりは、それこそ細かいネイルケアをするならともかく、爪のささくれや凸凹を削って微調整するような使い方なら、ある程度大きいほうが使いやすい。しかも、この爪やすりは全面がやすりになっているので、適当に爪にこすり付けるだけで、爪はキレイに丸くなってくれる。

片面は粗く、片面は細かい仕様だが、どちらも爪をざっくり磨くのにちょうど良く、短時間で満足が行く仕上がりになる。爪やすりも、良いモノは良いのだということを実感させてくれる製品なのだ。ちょっと高いが、ギフトでもらえるとすごくうれしい。

納富廉邦
 佐賀県出身、フリーライター。IT、伝統芸能、文房具、筆記具、革小物などの装身具、かばんや家電、飲食など、娯楽とモノを中心に執筆。「大人のカバンの中身講座」「やかんの本」など著書多数。

[日経トレンディネット 2018年12月11日付の記事を再構成]

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