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逆転人生に学ぶ運のつくり方 「ダイソー」創業者 大創産業の矢野博丈会長に聞く

2019/1/3

「運の半分は、親が頭がいいとか、金持ちだとか、生まれたときにあるんじゃが、半分は自分でつくるもんだったんですよね。感謝とか勤勉を大事にする、そういう考え方を本気でもつことでしょうね。『ワシが、ワシが』とか『ラクしよう』とかじゃなくて」。そう話しながら、現代の企業社会の風潮への違和感を口にした。

「今の日本は、どちらかいうと、小さな努力で大きなもうけが欲しい、小さな働きで、ようけ給料がもらいたい、経営というものは効率だという、そんな空気になっていますよね。自分を磨かんといかんですよね。人を支える、人の役に立つ勉強をしないと、人生が楽しくないですよ」

■社員教育は背中を見せるしかない

人の役に立つ勉強をしないと人生は楽しくない

「社内の人間的な結びつきが弱くなって、現場よりプレゼンテーションがうまい人が上へ行く傾向がありますね。会議が上手な人が出世するから、会議がめちゃくちゃ多くなる。社内には『会議ばかりすな』というんですけど、やめませんね。ウチもだんだん大企業病になってきましたよ」

自ら運をつくる人材は育成できるものなのか。「社員教育ってみなよう言うけど、ほんまに考えたら、わからんですよね。一生懸命な背中をみせることしかないんじゃないか、と。今は知識が氾濫してますけど、実際は正しい先輩から(指導を)受けるんがいいんですよね。正しいか、正しくないかわからんから、それも運ですよね」

海外事業の経験でも、そんな思いを強くした。「海外では“グローバルで活躍しない人”が頑張れるんですね。最初は語学力とパソコンと思ってましたけど、英語をうまく話せなくても、一生懸命、前向きに頑張る社員が成功しますね。目の前のスタッフに一生懸命に教える人。自分に厳しい人は、人に優しいもんじゃないですかね。優しさと一生懸命さ、これがあればグローバルということじゃないですか」

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