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元お笑い芸人で、人材研修コンサルティングを手掛ける中北朋宏氏

元お笑い芸人で、人材研修コンサルティングを手掛ける中北朋宏氏

元お笑い芸人で、人材研修などのコンサルティングを手掛ける中北朋宏氏に、相手の心をつかむ「愛され対話術」を紹介してもらうシリーズ。今回は相手との距離をグッと縮める3つのキーワードを紹介します。

マズローの欲求5段階説からみる刺さる言葉

コンサルタントの仕事では、相手の課題や理想をしっかりと聞き出し、「何を求めているのか」「何を大切にしているのか」を見極める必要があります。そのためには、こちらが発する単語や言い回しの中で、どの言葉が相手の心に最も効果的に「刺さる」かを知っておかなければなりません。

刺さる言葉がわかっていないと、相手から「何かイメージと違う」「自分の言いたいことが伝わっていないのかな」「この人は分かってくれない」などと思われ、良好な関係が築けず、提案の質を上げられないことがあります。

では、どのようにすれば相手に刺さる言葉を探り当て、上司や取引先と笑顔で話せる良好な関係性を築けるのでしょうか。

まず前提として「質問力」というスキルもあるのですが、習得するまでに相当な時間と経験を必要とします。そこで、ここではひと言で刺さる言葉をご紹介します。図をご覧ください。

皆さんもご存じの「マズローの欲求5段階説」です。簡単に説明すると、人の欲求は生きるための本能的なものから知的な活動を伴う高度なものまで大きく5段階に分けることができ、低階層の欲求が満たされると、次の段階の欲求へと移っていくという説です。

お伝えしたいのは、下から3段目まで(生理的、安全、社会的)の欲求を求めている人と、4段目以降(尊厳、自己実現)の欲求を求めている人とでは、刺さる言葉が変わるということです。

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