億り人も「笑えない」 2018年激動相場に個人大揺れ

億り人も厳しい1年に

1億円以上の金融資産を持つ「億り人」にとっても、18年は厳しい1年だったようだ。

「まだ戦っている最中だけど、全く笑える気はしないですね」

そう話すのは元お笑いトリオで個人投資家の井村俊哉さん(34)だ。18年の運用成績を10段階で評価してもらったところ、井村さんの評価は「2」と厳しかった。

井村さんは「上昇相場が10年にわたって続き、株価下落をずっと警戒していた」という。だが「株の保有比率を高めた直後に、12月の急落を食らってしまった」と打ち明ける。

個人投資家のテスタさん(30代)は「株価指数があまり良くなかった中でも何とか(前年比で)プラスで終えられた」と話す。自身の運用成績の評価は、10段階で「6」とした。

問われる変化への対応力

2019年は変化への対応力が重要になりそうだ(東京・中央の野村証券本店ホール)

波乱の時代に、個人投資家はどう挑もうとしているのだろうか。

「1年後の株価水準は誰にも分からない。

だからこそ株価が下がりそうなら配当狙い、上がるなら値上がり益重視と、相場環境に応じて利益を淡々と積み上げるだけだ」。テスタさんはそう語る。

激動の18年相場が終わり、間もなく19年が始まる。変数が増した株式市場に立ち向かうには、変化への対応力と、腰を据えた長期投資のスタンスが重要になりそうだ。

(末藤加恵、斎藤正弘)

「+(タス)ヴェリ」は週刊投資金融情報紙「日経ヴェリタス」編集部による連載コーナーです。タスヴェリはNIKKEI STYLEでだけ読めるスペシャル企画で、ミレニアル世代と呼ばれる20~30代の価値観やライフスタイルを、同年代の記者が取材し幅広くご紹介します。更新は不定期です。
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