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投信調査隊

19年の投信運用、逆風相場に負けない戦略を考える QUICK資産運用研究所 北澤千秋

2019/1/2

しかし、ドルが安くなるとおまけで円は上昇しがちなので、三井住友TAMの「SMTゴールドインデックス・オープン(為替ヘッジあり)」のような、為替ヘッジ付きの金連動投信が候補になる。同ファンドは金連動投信の中では信託報酬も安い。

■長期運用の一歩踏み出すのも「吉」か

積み立て型の少額投資非課税制度(つみたてNISA)の開始もあって、18年は投信の積み立て投資に取り組み始めた人も多かったはず。年末にかけての株価急落で大きな含み損を抱え、早くも心が折れそうになってしまった人も中にはいるだろう。しかし、10年、20年という長期の資産形成を考えているなら、ここで中断してしまうのはもったいない。肝心なのは、資産価格の動きを10年単位の時間軸でとらえる視点だ。

例えば、100年に1度のショックといわれたリーマン危機のとき、米国株は2年程度の期間をかけて5割近く値下がりした。後から振り返れば、その2年間は投信を安値で仕込む絶好の機会だったといえる。

その後の株価の戻りで含み益の拡大という恩恵を享受できたのは、下げ過程で忍耐強く、黙々と積み立て投資を継続した人たちだった。

そう考えると、19年はこれまで投資に二の足を踏んでいた人が、長期運用の一歩を踏み出すのにもよいタイミングだ。ただし、相場の先行きは誰にもわからないので、慌てず、じっくり、少しずつ始めた方がいい。

この正月には1年の計とともに、長期の株価チャートでも眺めつつ、向こう10年程度の運用の計を考えてみてはどうだろう。

※今回から「投信調査隊」の記事中に登場する投信名をクリックすると、QUICK資産運用研究所提供の投信情報がご覧になれます。ご参考にしてください。

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