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19年の投信運用、逆風相場に負けない戦略を考える QUICK資産運用研究所 北澤千秋

2019/1/2

写真はイメージ=123RF

世界的な景気と企業業績の先行き不安に加え、米欧を中心に政治の混迷も続き、株式、債券などの資産相場は2019年も大きく揺れ動きそうな雲行きだ。資産運用をするには難しそうな環境で、すでにある程度の金融資産を保有しているなら、守りを固めるための工夫が必要になる。一方、長期で積み立て投資をしている人はここが踏ん張りどころ。迷うことなく続けるのみだ。19年の資産運用戦略を考えてみた。

■18年は国内REITがポイントに

18年は投資信託の保有者にとって厳しい1年だった。主な資産についてQUICK投信分類平均の年間騰落率(18年12月25日時点)を見ると、プラスだったのは国内REIT(不動産投信)型(7.7%)と国内債券型(0.4%)のみ。これだけ多くの資産が一斉に値下がりするのはリーマン危機のとき以来で、多くの投信は運用成績が急激に悪化した。18年は資産分散の一環としてポートフォリオに国内REIT型を組み入れていたかどうかが、痛みの度合いに大きな差をもたらした。

19年も厳しい運用環境は変わらなそうで、資産を守るためには引き続き資産分散の徹底が欠かせない。では、18年の国内REIT型のように、ポートフォリオの支えとなってくれそうな資産はあるのだろうか。

楽天証券経済研究所の篠田尚子ファンドアナリストは「当面は国内REIT型。利回り資産として評価できるし、国内株とは相関が低いため併せて持つのに相性がいい」と主張する。国内株式型を中心に投信を保有している人なら、少し国内REIT型に資金を振り分けていいかもしれない。

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