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清風高校の平岡宏一校長

清風高校の平岡宏一校長

清風高校(大阪市)は、体操の金メダリストを数多く送り出すなどスポーツの強豪校として名高い。一方で京都大学や大阪大学、同志社大学など関西の難関大学に、毎年多くの合格者を出す府内有数の私立進学校でもある。平岡宏一校長に文武両道の極意を聞いた。

メダリスト続々、先輩の背中追う

「祝・第三回ユースオリンピック競技大会 体操競技 北園丈琉君 五冠」「祝・全国高等学校総合体育大会 体操競技部 団体総合優勝」

大阪市天王寺区にある清風高校を訪ねると、大通りに面した校舎の6階から、生徒の活躍をたたえる大きな垂れ幕が何本もぶら下がっていた。

古くはメキシコ、ミュンヘン、モントリオールの五輪3大会連続で、体操団体の金メダルを獲得した監物永三選手やロサンゼルス五輪の体操個人総合で金メダルをとった具志堅幸司選手、最近ではアテネ五輪で体操団体金メダルに輝いた鹿島丈博、米田功両選手など、清風は多くの五輪金メダリストを輩出してきた。

2018年度も、10月にアルゼンチンで開かれたユースオリンピックで、高校1年生の北園丈琉選手が個人総合、鉄棒などで5つの金を獲得。11月の国内大会では、3年生の三輪哲平選手がリオデジャネイロ五輪金メダリストの白井健三選手に次ぐ2位に入るなど、強豪ぶりは健在だ。

一方、18年春の大学合格実績をみると、東京大学2人、京都大学14人、大阪大学22人、同志社大学134人など、進学実績もある。

勉学とスポーツ、両立の道ある

私立の清風にとって、進学でもスポーツでも学校の名前を売ることは経営上、非常に重要だ。平岡氏もそれを否定はしないが、こうも言う。「これまでは勉強は勉強の人、スポーツはスポーツの人と分ける考え方もあった。ただ、これからは真の文武両道を目指す」

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