格安タブレット 8型でメモリー多いBLUEDOTが快適
最近はネットショップで激安に購入できる製品も多数。とはいえ、失敗はしたくないもの。そこでPC21編集部が人気のお値打ち品を各ジャンルでピックアップ。製品を実際に試して「ベストバイ」を選んだ。自分にぴったりの製品選びに、役立ててほしい。今回は5000円台から買えるタブレットを取り上げた。
アンドロイドタブレットを比較
ウェブや動画の閲覧に便利なタブレット。だが、いきなり高額なものを買うのは勇気がいる。そこで目を付けたのが、1万~1万円台半ばで買えるアンドロイド(Android)タブレット3製品と、5000円台で買える「Fire 7」の合わせて4製品だ。
まず基本仕様を見てみると、BLUEDOTの「BNT-801W」が頭一つ抜けている。メモリーは4製品の中で唯一の2ギガ。ストレージも「Iconia One 7」と並んで16ギガを備える。BNT-801Wは本体が若干大きいものの、これは画面サイズが8型のためで、利点ともいえる。
BNT-801Wが残念なのは液晶ディスプレイの品質。Iconia One 7とFire 7が高輝度で色鮮やかなのに対し、BNT-801Wは暗く、色も地味。またガラス表面から液晶面まで距離があり、やや違和感がある。
処理性能では、BNT-801Wはジェネシスホールディングスの「JT07-81B」に次いで高い。図は「ギークベンチ」のスコアだが、ほかに試した「AnTuTuベンチマーク」を実行できたのは、BNT-801Wだけ。ほかの3製品はテスト中に動作が止まり、計測不能だった。バッテリー駆動時間もBNT-801Wがほかを圧倒。これらの結果を踏まえると、入門タブレットとしてBNT-801Wがベストの選択といえる。
価格を見るとFire 7のほうが圧倒的に安いが、OSが通常のアンドロイドではない点に注意。公式のユーチューブアプリを使えないなどの制約があるため、ベストバイとはいい難い。ここで取り上げたもの以外にも、アンドロイドを搭載した5000円前後の激安タブレットも存在するが、性能は極めて低い。アプリのメニューを開くといった操作でももたつき、バッテリーは2時間強しか持たなかった。価格は2倍だが、BNT-801Wを選んだほうが満足できる。
[注]Fire 7は「Geekbench 3」、ほか3製品は「同4」でテストした。
※記事中に示した実売価格は、原則、2018年12月12~13日に調査した主なネットショップでの最安価格(税込み)です。
(ライター 原如宏)
[日経PC21 2019年2月号掲載記事を再構成]
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