マネー研究所

もうかる家計のつくり方

家を買いたいアラ還夫婦 真っ先にすべき支出見直し策 家計再生コンサルタント 横山光昭

2018/12/26

■小遣いに多くを割く家計、支出の整理が必要

住宅購入が最大の目標になるあまり、いろいろなことが見えなくなっているBさん夫婦。そこで冷静に考えてもらうため、毎月の収支状況を聞きます。ざっくり教えてもらった収支は黒字でしたが、夫婦の家計運営は少し変わっていました。基本的な生活費は夫の収入で賄っていますが、夫婦ともに小遣いが多いのです。被服費、交際費、娯楽費だけでなく、ぜいたくな食品・日用品の購入にも、小遣いを充てていたのです。

現在の小遣いは夫が10万円、Bさんが5万円。ここから洋服代、交際費などをやり繰りします。夫は仕事関連の書籍代や仕事にまつわる支出もしています。そのほか、仕事帰りに寄ったお店で高級な肉や果物を買っています。普段の食費の範囲で買わない、高級品を買うと家族が喜ぶといいます。日用品も「あっても困らないだろう」と思って、小遣いから買っておくこともよくあるそうです。

しかも、基本的な生活費自体も食費や日用品代、生命保険料といった支出が多めです。洋服は毎月のように購入しています。夫も洋服にはお金をよく使い、仕事の理由というより、飲み会の楽しみのためとのことです。これでは少し支出を整理しないとためられません。

まず、小遣いはどのような支出に使うかのルールを作ります。自分が必要な交際費、仕事関係の支出、自由用途のお金のみを小遣いに含めることにしました。その結果、夫は月6万円、Bさんは3万円で足りました。小遣いから切り離した被服費、家族に必要な交際費、娯楽費などは、家計の費目に入れました。

■買わなくてよかったものに赤丸を付ける

家計の費目も膨らんでおり、特に食費、日用品代の支出が目立ちます。医療費が高額なのは、夫が生活習慣病で自己注射などの治療をしているためです。夫は食事制限も必要ですが、特別な制限食を購入しているわけではないのに、食料品の支出額が多過ぎる印象です。そこで手元に残っているレシートをもとに、買わなくてもよかったと思った食材、買ったのに食べられなくて捨ててしまった食材などに赤丸を付けていきました。その合計額2万4000円を削減します。買い物のたびにレシートに丸を付け、次回はその買い物に気を付けるという、単純なやり方です。日用品も同じようにしました。

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