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津田大介 僕が新iPhone購入を初めて見送った理由

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NIKKEI STYLE

2018年9月に登場した新型iPhone。これまで新iPhoneが出るたびに買い替えてきた津田大介氏だが、今回、初めて購入を見送ったという。その一方で「18年はアップルの当たり年だった」とも語る。iPhoneを買わなかった理由、そして、それにも関わらずアップルの当たり年だと津田氏が感じた理由について話を聞いた。

◇  ◇  ◇

08年に日本で初めてiPhone 3Gが発売されて以来、僕は新モデルが出るたびにiPhoneを買い替えてきた。しかし、iPhone XSは初めて買い替えを見送ることにした。

理由の一つは、今使っているiPhone Xの完成度に満足しているからだ。もう一つの理由は、「買い替えたい!」と購買意欲がそそられるほどの進化を、iPhone XSに感じなかったからだ。

個人的にiPhone XSで最も気になった進化は、カメラの「ポートレートモード」だった。iPhone XSを使えば撮影後でも背景のボケ具合を変更できる。これまでiPhoneを使って撮影していた人にとっては革新的な進化だろう。

ただ、ボケを後から調整できる機能を搭載したスマートフォン(スマホ)はiPhoneが最初ではない。僕が使っているGalaxy Note8にもすでに搭載されている。今はどのメーカーもカメラに力を入れているので、iPhoneよりきれいに撮れる機種も多い。iPhone XとGalaxy Noteの2台を常に持ち歩いている僕としては、写真撮影は他のスマホに任せればいいという思いがあるのだ(記事「iPhone XとGalaxy Note8 津田大介の評価は?」参照)。

もちろん、カメラだけでなく性能面なども大幅にアップしているのだろうが、今のiPhone Xでも特に不満はない。価格なども考慮した上で、今回のiPhoneは買い替えなくてもいいなという結論になったわけだ。

革新的な機能やメリットがあれば

今回、新型iPhoneを買うか買わないか考えながら実感したのは、iPhone以外のスマホのめざましい進化だ。

iPhone 3Gから3GS、3GSから4にモデルチェンジしていったときは、iPhoneの新機種が登場するたびに、機能の進化に感動していた。その感動が少しずつ薄くなっているように感じるのは、他社製品の性能が向上し、iPhoneより早く新機能を搭載するケースが増えたことも無関係ではないだろう。

思い出すのはiPhone 6で初めてPlusシリーズが登場したときだ。僕はスマホは小さいほうが好きなので、6を買おうと思っていた。だが6 Plusにだけ動画の手ぶれ補正機能が付いていたのだ。取材で動画撮影をする機会が多い僕は、大きさには目をつぶって6 Plusを購入した。今回も他のスマホにない、革新的な機能やメリットがあれば、もちろん迷わず購入していただろう。

思った以上だった新Apple Watch

新型iPhoneは購入を見送った僕だが、18年はApple製品の当たり年だったと思っている。

たとえばApple Watch。初代が出たときはすぐに買ったのだが、第2世代、第3世代は見送っていた。今回登場したApple Watch Series 4も最初は購入するつもりはなかったのだが、僕の周囲での評価が高く、「初代を使ってイマイチだと感じた人こそ買うべきだ」という話も耳にした。そこで試用してみたところ、思った以上に使いやすくなっていたので、久しぶりに購入することにしたのだ。

初代と比べると、新モデルは動作が非常にスムーズになっている。通知が表示されたアプリを立ち上げて内容をチェックしようとしても、初代は画面の切り替えやアプリの起動、表示する速度が遅かった。そのため、通知をチェックするだけにとどめることが多かったのだ。だが、Series 4はサクサク動く。これならストレスなく内容まで確認できる。

電池も持つようになった。僕が使っていた初代に比べると、2倍近く持つように感じる(もちろん初代の電池が劣化していたこともあるのだろうが)。以前はフル充電しても24時間程度しか持たず、1日の終わりには残量を気にすることも多かったが、新型は僕の使い方で丸2日は持つ。1泊2日の出張ならApple Watch用に充電ケーブルを持ち運ぶ必要はなくなりそうだ。

ただ電池が持つようになったからこそ、ディスプレーに時間を常時表示させるモードをつけてほしい。Apple Watchは何もしないとすぐに表示が消えてしまい、再度表示させるには腕を傾ける必要がある。この動作が意外に大げさで、人と話をしている場合などでは相手に気を使わせてしまうのだ。ちょっと時間を見たかっただけなのに、「もうお時間ですか」と申し訳なさそうに言われることを何度も経験した。Galaxy Note8では画面オフの状態でも時計などを表示できる「Always On Display」というモードがある。電池の持ちが良くなった今なら、Apple Watchにも同様の機能を搭載できるのではないか。

新型導入でiPadを使う機会が急増

前回の記事(「新iPad、買うなら大小どちらか 津田大介の結論」)で「おそらく買うことになるだろう」と書いた新型iPad Proも実際に購入した。12.9インチと11インチ両方を試用しそれぞれの長所と短所を確認した上で、僕が選んだのは11インチだった。

 僕は今までも9.7インチのiPad Proを使っていたのだが、新型iPad Proを買ったら使う機会が増えるに違いないと思っていた。新しいApple Pencilは非常に快適だし、ディスプレーも見やすくなったからだ。そこで、持ち運びや外出先での使いやすさを考慮して、11インチを導入することにした。

使ってみると予想通りだった。原稿のチェックや赤字入れ、コンテンツ閲覧以外にも、iPadを取り出す機会が増えた。

iPad Proを購入して以来、大活躍しているのが、iPad用アプリ「Duet Display」。iPad Proをノートパソコンのサブディスプレーとして使えるようにするアプリだ。これまではノートパソコンとiPadをUSBケーブルで接続する必要があったのだが、アップデートにより無線(Wi-Fi)接続できるようになった。これが実に便利なのだ。

外出先で作業をするときも、サブディスプレーとしてメーラーなどを立ち上げておくことができる。無線のおかげで、カフェなどで利用する場合も、いちいちケーブルをかばんの中から取り出してつなぐ手間がかからないし、テーブルの上でケーブルが邪魔になることもない。

特に便利だと思うのが、打ち合わせ中のプレゼンテーションだ。iPadを相手に渡して、そこにパワーポイントを表示させれば、自分のパソコンから操作することができる。

新型に買い替えたことで、iPadの使用頻度は確実に増えている。僕は前モデルからSIMカードを挿入できるセルラーモデルを使用しているのだが、この機会に、より高速なSIMに乗り換えようかとも考えている。それくらいiPad Proはなくてはならないデバイスになりつつある。

津田大介
 ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。「ポリタス」編集長。1973年東京都生まれ。メディア、ジャーナリズム、IT・ネットサービス、コンテンツビジネス、著作権問題などを専門分野に執筆活動を行う。主な著書に「ウェブで政治を動かす!」(朝日新書)、「動員の革命」(中公新書ラクレ)、「情報の呼吸法」(朝日出版社)、「Twitter社会論」(洋泉社新書)、「未来型サバイバル音楽論」(中公新書ラクレ)ほか。2011年9月より週刊有料メールマガジン「メディアの現場」を配信中。

(編集協力 藤原龍矢=アバンギャルド、写真 渡辺慎一郎=スタジオキャスパー)

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