消費増税でもシニアは悠々自適 買い物は焦らず賢明に経済コラムニスト 大江英樹

写真はイメージ=123RF
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2019年は10月に消費税率の8%から10%への引き上げが予定されています。増税後の消費の落ち込みを抑えようと政府は様々な対策を用意しているようですが、シニアの人たちはあまり大騒ぎする必要はないと思います。

今回の増税にあたり、政府は現金を使わずキャッシュレス決済した消費者にポイントを還元する政策を実施する方針です。ただし、ポイント還元は中小小売店でのキャッシュレス決済を前提としていますので、小売店の規模により増税前に一定の駆け込み需要が出るのは避けられないでしょう。一人の消費者として考えた場合、増税前に買った方がいいかどうかを冷静に考えることが大切です。

増税後に購入した方が安い場合も

例えば、前回(14年)の消費税率引き上げの前に私は大型テレビを買い替えましたが、増税前に10万円だったものが増税後は需要が落ち込んだせいか、8万円に値下がりしてしまいました。増税分3%を考えても、増税後の方がその何倍もの値下がりによって安く手に入れることができたというわけです。

要は、市場価格が需給によって変動する品物であれば増税前に買わずとも、増税後に価格が下落するときを狙うというのもありなのです(もちろん、絶対下がるというわけではないでしょうが)

このように考えると、どちらかといえば増税前に買っておいた方がいいものは以下のようなものといえるでしょう。

まずは(1)旅行や交通費に関連するものです。通勤定期券などは買っていいでしょうし、旅行に行く予定があるのなら、事前に決済しておくのがいいと思います。仮に旅行に行くのが19年の10月以降だとしても航空券などは数カ月前から購入できますし、パックツアーもある程度前から購入することは可能です。