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ポイント賢者への道

ポイントは銀行取引でもたまる 口座選びの基準に ポイント賢者への道(94)

NIKKEIプラス1

2019/1/2

写真はイメージ=PIXTA

銀行が顧客獲得を目的にポイントサービスを提供する例は今では珍しくありません。しかし、他の業態に比べて銀行の場合、ポイント付与の条件がしばしば変わる印象があります。サービスを縮小する銀行もあれば拡充する銀行もあります。ポイントサービスを銀行選びの基準の一つと考える人はその動きをよくウオッチしておくのが肝心です。

例えばセブン銀行は従来、クレジットカードなどの引き落とし口座に指定した人に1件10円相当を提供していましたが、ほとんどの取引でポイント付与をやめました。じぶん銀行はauの利用継続年数などに応じて最大月200円相当を付与していましたが、その特典をなくしました。

一方でサービスを拡充する例もあります。

三井住友銀行は従来、ポイントは振込手数料の割引や預金金利の上乗せに充てるなど、銀行取引に限って利用するのが基本でした。ポイント制度が変わり、大手クレジットの三井住友カードが展開するワールドプレゼントというポイントとも交換できるようになりました。

7月にネット事業を始めたGMOあおぞらネット銀行もポイントサービスに力を入れています。他の金融機関からの振り込みや口座からの引き落としで、1回1円相当のGMOポイントまたはPontaポイントが付きます。10月に開業したローソン銀行は、取引に応じてPontaポイントがたまるサービスを始める予定です。

最近はポイントサービスだけではなくATMの手数料を見直す銀行も増えています。あまり取引をしていないと、手数料なしで出金できる回数が月1回とかゼロとかに限られることが多いです。気がつかずに出金していると、獲得したポイントよりも手数料の方が多くなる可能性もあるので注意してください。

菊地崇仁
北海道札幌市出身。1998年に法政大学工学部を卒業後、NTTに入社。社内システムやLモードの料金システムの開発などに携わり、2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。06年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、11年3月代表取締役に就任。一般からプラチナまで、57枚のクレジットカードを所有。

[NIKKEIプラス1 2018年12月22日付]

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