酒類・飲料メーカー(上) 大型M&A、再編が相次ぐ学生のための業界ガイド2017(6)

2016/12/13

海外に活路求め、国内は再編の激しい波

「日経カレッジカフェ」では皆さんの就職活動の参考になるように、業界研究を連載しています。今回は食品メーカーの中でも、皆さんの人気が高い酒類や飲料のメーカーを紹介します。この分野では国内にたくさんの企業がありますが、少子化による国内市場の縮小の影響で、再編が進んでいます。収益確保のため、大手酒類メーカーなどでは海外企業のM&A(合併・買収)に乗り出すところもあります。毎年、星の数ほどの新製品が出ますので、マーケティング力が決め手になるのもこの業界の特徴です。

前年割れ続くビール系飲料、ウイスキーは復活

酒類メーカーで新卒採用が多いのはビール・洋酒メーカーです。ただ、最も販売量が多いビールの国内市場は伸び悩み気味。2015年のビール系飲料市場(発泡酒と第三のビールを含む)の出荷量は前年比0.5%減の4億2492万ケース(1ケースは大瓶20本換算)で、11年連続の前年割れでした。缶チューハイやワインなど嗜好の多様化や若者を中心としたビール離れなどが影響しています。その中でも近年、原料や製法にこだわったプレミアムビールや生産量の少ないクラフトビールなどは本格的な味わいを求める消費者の支持を集めています。企業別のシェアでは、アサヒビール(38.2%)が6年連続の首位を守り、2位がキリンビール(33.4%)。次いで、サントリービール(15.7%)、サッポロビール(11.8%)の順でした。

一方、ウイスキーは長い間、需要が低迷していましたが、ここ数年のハイボール人気やNHKの朝ドラ「マッサン」の影響などで市場が活性化し、15年度の出荷量は14万2155キロリットルで前年度より17%も伸びました。ワインも15年度は前年度比2.6%増と市場を拡大しています。ちなみにウイスキーでの国内シェアトップはサントリースピリッツで、2位はニッカウヰスキー。両社で国内市場の85%を占めています。ワインのシェアは1位がメルシャン、2位サントリーワインインターナショナル、3位アサヒビールの順です。

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