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夏休みに3年生が簡単にできる就活対策

ホンネの就活ツッコミ論(71)

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NIKKEI STYLE

極端に暑かったり、台風が来たり、色々ある夏、皆さんいかがお過ごしでしょうか。来年就活を迎える大学3年生や短大1年生、修士1年生などはインターンシップに参加している方もいるでしょう。一方、インターンシップには事情があって不参加。就活をそろそろ意識しているけど、何をしよう、という学生も多いはず。

そこで今回のテーマは「夏休み、簡単にできる就活対策」です。自宅でも帰省先の実家でも簡単にできる、それでいてやっておけばあとあと得をする対策を4点ご紹介します。

履歴書を書く

大学指定の履歴書でもいいですし、大学から離れているのであれば、コンビニ・文具店で売っているような定型の履歴書で構いません。これを一度、完成させてみる、というのは簡単にできる就活対策です。

志望動機が思い浮かばないなら、そこは空欄でもOK。自己PRや趣味・特技などはできるだけ書いてみましょう。氏名や学歴、現住所、連絡先、携帯電話、Eメールなどの個人情報欄は全部埋めること。それと証明写真も。

実はこれ、大分県立芸術文化短期大学で仕事力実践特講を担当されている講師の北尾洋二さんが毎年、最終講義のあとの課題として学生(短大1年生)に提出させています。「就活前でも一度、書いてみると学生にはいい経験になります。たとえば、『ふりがな』と書かれている項目にカタカナで書いてしまう学生がいます。アルバイト採用ではいいかもしれませんが、就活ではこのあたりをシビアに見る企業があります。『ふりがな』とあればひらがなで書く就活をつけておくと、それだけでも違うのではないでしょうか」(北尾さん)

筆記用具は黒か青のボールペン。つまり、シャープペンシル・鉛筆の下書きが必要です。自己PR欄などはどれくらいの文字の大きさで書いていくか。証明写真はどうするのか。趣味・特技欄は何を書けばいいのか。たかだか履歴書ですが、書き上げようとすると、意外と色々考えることがあります。志望企業・業界が決まっていなくても、夏休み中に書いてみるのもいいのではないでしょうか。

なお、リクナビに登録すればopenESを作成できます。個人情報登録は全て省略されますが、お時間があれば、openESに挑戦するのもいいでしょう。

電話のかけ方を親に見てもらう

電話と言っても携帯電話・スマホではありません。固定電話の方です。会社説明会について問い合わせるというシチュエーションで電話を掛けてみて(もちろん、実際に掛けるのではなく、そういう体で)、その様子を親御さんにチェックしてもらうのはいかがでしょうか。

今はスマホが全盛の時代。気軽に電話できますし、学生同士であればLINEなどSNSでのやり取りが大半のはず。それが、就活になると、直接通話の機会が急増します。それも普段は話さない年上の社会人と。この電話でつまずく就活生は近年、増加傾向にあります。もっと言えば、内定まではこぎつけても入社後に電話マナーが不十分で上司・先輩社員から怒られるケースも。

例えば、用事が済んで電話を切るとき。友人同士でスマホによる通話なら「じゃーねー、ピッ(ボタンを押して切る)」でお互いに特に気にすることもないでしょう。ところが、固定電話の場合、どうでしょうか。

・Aさん「それでは失礼します。ガチャ(受話器をすぐ置いて切る)」
・Bさん「それでは失礼します。(一呼吸、受話器を握ったまま切らないで、それから静かに受話器を置く)」

同じ「それでは失礼します」なのに、聞き手の印象は大きく異なります。Aさんに悪気がなくても、聞き手の取引先は、「そんなにこちらとの通話が嫌ですぐ切るのか。失礼にもほどがある。なら、取引を減らそう」くらい、考えてしまいます。一方、Bさんだと「丁寧な応対だな」と感じるのです。

このように、電話を切るだけでも大きく異なるのが、電話のマナー。夏休み中に親御さんに聞いてみるといいのではないでしょうか。就活事情には詳しくない親御さんでも、こうした電話のマナーであれば話せることはいくらでもあるに違いありません。

父親の愚痴を聞く

2点目の電話と若干重複しますが、親、それも父親の愚痴を聞いてみるのもいいのではないでしょうか。志望業界とは違う仕事だったとしても、あるいは自営業だったとしても、若い社会人と接する機会は仕事をしていれば多いはず。そして、その若い社会人に対しては「こうしてほしい」「なんでこの程度もわからないのか」などなど愚痴の4つや9つくらいはあるはず。

それを聞いてみましょう。え?鬱陶しい?そうかもしれませんが、まあ、めったにある話ではないです。たまの親孝行と割り切って聞いてみてください。それに、若手社会人に対する愚痴、ということはその愚痴に出てくる話に注意するだけでもマナーなどが大幅に改善するはず。その分だけ、就活でも使える場面が増えていきます。

なお、可能であれば、飲みに連れて行ってもらう、さらに一番いいのは父親の職場の飲み会に混ぜてもらうことです。別にお酒が飲めないにしても(ウーロン茶で十分です)、酒席でのマナーも知っておくと、いい社会勉強になります。

ワイドショーを見てみる

私は5月から7月にかけてワイドショーなどに多数出演する機会をいただきました(日大ネタと東京医科大ネタで)。話せる人が意外と少ない、という事情もあったのですが、それにしても2か月半で出演本数は約80本。一時期は、お昼のワイドショーのバイキング(フジテレビ系)の準レギュラーを自称しても外れではないくらい出演させていただきました。

出演の機会をいただいて勉強させてもらったことは山ほどあるのですが、就活がらみで言えばMC(司会者)の技量です。もし、皆さんが普段、特に見ていなくても一度、どの曜日でもいいので見てください。いや、私が出ているかどうかに関係なく(というか、さすがにピーク時ほど出演の機会はない見込み)。

その際、各ワイドショーのMCさんの技量に注目してください。バイキングMCの坂上忍さん、ひるおびMCの恵俊彰さん、それぞれタイプは異なりますが、共通しているのは、出演者へのパスの出し方が絶妙な点です。もちろん、台本があって事前にどういう流れか、どのタイミングでどんな話をするのか、ある程度は決まっています。が、当然ながら生放送ですし、出演者は一家言ある方ばかり(石渡も含む)。それをうまくさばきつつ、出演者にそれぞれ話を振っていく、という技量はグループディスカッションにもつながる部分がある、と感じました。

もちろん、学生が坂上さん・恵さんなどプロのMCの真似をしても、すぐ追いつくわけではありません(無理)。しかし、時間制限を考えつつ話をどう振っていくのか、という点に注目すると、就活のグループディスカッションにも生かせるはずです。

石渡嶺司(いしわたり・れいじ) 1975年札幌市生まれ。東洋大学社会学部卒。2003年から大学ジャーナリストとして活動開始。当初は大学・教育関連の書籍・記事だけだったが、出入りしていた週刊誌編集部から「就活もやれ」と言われて、それが10年以上続くのだから人生わからない。著書に『キレイゴトぬきの就活論』(新潮新書)、『女子学生はなぜ就活で騙されるのか』(朝日新書)など多数。

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