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リクルーターの連絡ない時は? ~就活生がよく持つ素朴な疑問・その2

ホンネの就活ツッコミ論(57)

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NIKKEI STYLE

今回のテーマは「素朴な疑問」シリーズの第2回です。第1回は本コラムの45回目に掲載。なかなか聞きづらい、それでいて知りたい。そんな疑問を解消していきます。私もよく学生から質問を受けるのですが、そのうち、なかなか他では回答が出ないようなものについて、まとめました。些細なことかもしれませんが、知っておくと意外と得をする。かもしれません。

今回は「リクルーターと連絡が取れなくなった」「金融機関に未来はある?」「新聞を読む意味がないと社会人に言われた」「既卒だともうチャンスはない?」「これから志望企業候補を増やしても間に合うか」の5点です。

選考不通過だとリクルーターも連絡しなくなる

1点目のリクルーターについて。リクルーターの付く学生は当初、リクルーターとなった若手社員と連絡をよくします。リクルーター側から「気楽に連絡してね」と言われて、FacebookやLINEなどSNSでやり取りするケースも結構あります。

問題はそのあとで、選考で落ちるとリクルーターも連絡しなくなります。そこで今まで連絡をよくしていた学生は「リクルーターと連絡したいのですが、取れなくなりました。どうすればいいでしょうか?」と疑問に思います。何しろ学生からすれば年上の友達ができたような感覚なのでしょう。

これは厳しいようですが、諦めるしかありません。と言うのもリクルーターは採用につながるから学生とやり取りします。選考に落ちるとリクルーターからすれば学生とやり取りする意味は特にありません。そこで連絡を絶つわけです。

そんなビジネスライクな、と思うかもしれません。恋愛に例えれば、リクルーターが連絡しなくなるのは愛情がなくなった恋人のようなものです。別れ話を切り出していなくても「察してね」と考えて連絡しなくなるのが元・恋人であり、リクルーターというもの。それを無理に「どうしても熱意を伝えたい」と言ってもダメ。「ヨリを戻そう」と言い張りさらに嫌われるストーカーと大差ありません。ご縁がなかった、と割り切って他社の選考に注力しましょう。

金融機関に未来がある?

2点目「金融機関に未来はあるか?」。金融機関、特にメガバンクの人気が落ちています。金融業界の収益が悪化しており、金融業界勤務の社会人は転職者が増えています。それもあって金融業界志望の学生から不安視する質問もよく受けます。

ただ、地方の合同説明会などを見学していると、地方銀行・信用金庫は地元志向の学生を中心に相変わらず人気があります。それと、今後、統廃合が進むとは言え、なくなる、ということは考えにくいです。そもそも、どの企業・業界が伸びそうか、衰退しそうか、というのはわかりません。そもそも、それが分かれば私はとうの昔に大学ジャーナリストを廃業して、株式投資だけで儲けています。

私はさておき、企業・業界の将来は誰もが予測不可能です。その中で学生は志望企業を選択していくしかありません。予測不可能であっても結果的に堅調に推移した企業は多数あります。もちろん、よほど業績が悪化しているなら話は別。そうでなければ学生各自が判断するしかありません。

新聞を読む意味は?

これもよく受ける質問です。変化球として多いのが「新聞は古いメディアだから読む意味がない、と××さん(社会人)に言われた」です。

社会人であれ、学生であれ、色々な意見を持つのは当然です。新聞についても肯定論、否定論がそれぞれあります。

私は肯定論に立つ側ですが、否定論についても色々聞いています。6年前にとある全国放送の討論番組に出演したときは新聞否定派に思いっきり論破されました。今もときどき、新聞否定派の社会人から話を聞かされます。

一時期はメディアで大きなウエイトを占めていた新聞や出版が今はそれほど大きいものではありません。その点をもって新聞を意味がない、と論じることは可能です。とは言え、文章力・読解力の低い学生が新聞を読まずにどうにかしよう、とするのは無理があります。

「既卒だともうダメ」はウソ

4点目は「既卒者は就活で苦戦する」です。既卒者は毎年、一定数出ます。就職氷河期のときは既卒者になると就活で相当苦戦していました。が、そうした状況を改善するために現在では新卒者は卒業後3年以内の既卒者を含むようになっています。

実際、大半の合同説明会や就職ナビでは既卒者も参加・登録が可能。リクナビだと2019年卒向けでも2009年卒まで登録可能です。新卒向けサイトだけではありません。現在は、学情のRE就活など既卒者・第二新卒向けのサイト・サービスが充実しています。企業側も売り手市場を反映して、数年程度の既卒者は新卒と同じ扱いで気にせず採用するようになっています。

既卒者で問題となるのは「どうせ既卒者だから」といういじけた思いです。確かに就活で失敗して既卒者となると落ち込むのも無理ありません。それをあまり引っ張りすぎると話を聞く採用担当者からすればかなりしんどくなります。それよりも、そうした思いを飲み込んで合説に行くなどした方がチャンスは増えます。

これから志望企業候補を増やしても間に合うか

就活は佳境ですが、学生によっては、まだこれから志望企業候補、いわゆる「持ち駒」を増やしたい、とする方もいるでしょう。確かに選考が進む企業が多いことは事実です。一方、6月に選考解禁というスケジュールをきっちり守る企業もあります。それから、選考スケジュールを大学受験と同じくいくつかのスパンに分ける企業もあります。こうした企業だとまだこれから企業説明会を増やしていく段階です。そのため、学生がこれから企業説明会に参加、そのうえで志望企業候補とすることは十分に可能です。

それから、選考が一巡した企業であっても、補充採用を進めることもあります。そうした企業も志望企業候補となり得るでしょう。補充採用を進める企業については就職情報サイトを見るのもいいですし、それよりも情報が多いのが大学キャリアセンターです。採用担当者が直接連絡してくるので、こまめに聞いてみるといいでしょう。

石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
 1975年札幌市生まれ。東洋大学社会学部卒。2003年から大学ジャーナリストとして活動開始。当初は大学・教育関連の書籍・記事だけだったが、出入りしていた週刊誌編集部から「就活もやれ」と言われて、それが10年以上続くのだから人生わからない。著書に『キレイゴトぬきの就活論』(新潮新書)、『女子学生はなぜ就活で騙されるのか』(朝日新書)など多数。

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