U22

就活

働く目的、事業の方向、社員の人柄…… 内定長者が明かした入社決定のポイント 就活リポート2019(9)

日経HRコンテンツ事業部長・桜美林大学大学院非常勤講師 渡辺茂晃

2018/3/20

2018年卒業予定者の内定率は過去最高を記録し、複数の企業から内定をもらった人も多くいます。複数の企業から内定を得た人たちはどのように就職予定企業を絞り込んだのでしょうか。平均よりも多くの内定を得た"内定長者"たちに、入社予定企業の決め方を聞きました。

内定長者4人が語る 決定のポイント

さっそく実際に内定を4社以上獲得した人に、どうやって入社先企業を決めたのか聞いてみました。

決定ポイント!

「自分の良さを理解してくれた」(内定10社から 総合電機)

私立文系の男子学生Aさんは電機メーカー、メガバンク、システムなど10社から内定を得て、来春から働くのは大手電機メーカーです。もともと電機業界が第一志望だったというAさん、その中でも「製品や事業の将来性、例えばAI(人工知能)やIoTなどへの取り組みや、海外売上高比率の高さなどを見て、優先順位を決めてエントリーしていました」と教えてくれました。

第一志望の電機メーカーは最終面接で落ちたために、第2志望の電機メーカーに入社を決めたのだが、単に志望順位が上だっただけではありません。「人事担当者と話したときに『体育会に所属しながらも資格を取るなど、少ない時間を使って勉強していたことを評価している』と聞きました。自分の良さを十分に理解した上で内定を出してくれているのだから入社しようと決めました」。Aさんのことを高く評価してくれたことが大きかったようです。

決定ポイント!

「"日本のため""企業のため"という言葉」(内定7社から 政府系金融機関)

志望企業を点数化

政府系金融機関に就職が決まったBさん(私大、男性)は、総合商社、コンサルティング、投資銀行など7社から内定をもらいました。「私は実家がモノ作りの会社を経営しているので、"良い製品を多くの人に広めたい"と"経営に近いところで働きたい"という2つの軸を持って就職活動をしていました」と話します。

この2つの軸を持って受ける企業を選び、選考から内定に至りましたが、選考過程で優先順位が決まっていったといいます。「選考を受けながらこの会社と合うか合わないかを見ていました。最後は投資銀行と政府系金融機関で迷いましたが、投資銀行は面接担当者全員が「給料がいいよ」というお金の話しかせず、政府系金融機関は「日本のため」「企業のため」という話をしていました。やはり尊敬できる人と働きたいと思い、政府系金融機関に決めました」。社会への貢献と、一緒に働きたい人がいるかどうかという点で、入社する企業を決めました。

決定ポイント!

「一番フラットで自由な感じ」(内定6社から 総合商社)

総合商社と広告、電機、コンサルなど6社から内定をもらい、総合商社に入社することを決めたCさん(私大、男性)は、就活を始める前は商社だけを志望していたと言います。「ただ、少ない知識で業界を決めるのではなく、一通り他の業界も見てみようと就活を始めました」。幅広く業界・企業を知るために1dayなど短期のインターン8社、1週間以上の長期インターン5社に参加したそうです。

その中から入ってもいいと思える企業だけを受け、当初の希望だった総合商社3社から内定をもらった。入社予定企業に決めた理由は「OB訪問などで会った人の印象から、その会社が一番フラットで自由な感じがしました。また、その会社で自分が働いている姿を想像できた想像できたこと」でした。

U22 新着記事

ALL CHANNEL