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亥年相場は突き進む? 過去は4勝1敗、上昇率4位 株式投資の超キホン「日経平均」を知ろう!(7)

2018/12/28

2018年の株式相場は波乱のうちに幕を閉じました。19年は亥年です。イノシシは「猪突猛進」というように、猛烈に突き進むイメージがありますが、過去の「亥年相場」はどう動いたのでしょうか。新しい年を展望するためにも、今回は長い歴史を誇る日経平均株価で振り返ってみましょう。

相場の世界では干支にちなんだ格言があります。卯年は「跳ねる」と言いますし、「辰巳天井」「申酉騒ぐ」とも言われます。亥年の相場格言は「固まる」です。小幅な値動きにとどまる、という解釈が一般的ですが、干支別の日経平均をみると、相場が上がりやすい年と言えそうです。

日経平均は算出開始以来、これまで亥年が5回巡ってきました。1959年(昭和34年)、71年(昭和46年)、83年(昭和58年)、95年(平成7年)、そして2007年(平成19年)です。亥年の出来事を振り返ってみると1971年にはニクソン・ショックがあり、95年には阪神大震災、2007年には翌年のリーマン・ショックにつながるサブプライムローン問題の表面化などが起きています。

歴史的な出来事が多い亥年ですが、株式相場を見ると総じて堅調と言っていいでしょう。日経平均は07年を除けば各年とも終値は前年末から上昇して終わっています。上昇を勝ち、下落を負けとすると「4勝1敗」で、実に勝率は80%です。干支別では83%で同率首位の「申」「酉」にこそわずかに及びませんが、堂々3位の好成績です(ちなみに18年=戌年は現在の水準が続き17年を下回る、と想定すると4勝2敗となります)。

過去の実績値で見た「平均騰落率」を干支別に見ても、亥年は上昇率の上位に入っています。トップは辰年の28.0%で、子年(23.8%)、卯年(16.4%)と続き、僅差で亥年(16.2%)が4位でした。

日経平均にとって最初の亥年は1959年で、伊勢湾台風に見舞われましたが、「岩戸景気」と呼ばれる高度経済成長のさなかにありました。日経平均の年末終値は874円88銭で、この年は31.3%の上昇率でした。当時の日本経済新聞紙上でも「一日一億七、八千万株という大商いが続き、また業者の決算内容も例年にない好調を示している」という記述が見られます。

次の亥年は71年です。8月に当時のニクソン米大統領は金とドルの交換停止を発表し、発表翌日の日経平均は1日としては現在までで歴代10位の下落率(7.7%)を記録しました。日本経済への影響を懸念した動きが広がったのです。同じ年の12月に1ドル=360円の固定相場だった円相場は308円まで切り上がりましたが、金融緩和を背景に金融機関や事業会社の資金が年末にかけて市場に流れ、大納会終値は2713円74銭となり、70年末から36.6%の上昇率でした。

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