ほったらかしで貯まるお金習慣事始め 年払いなど活用ファイナンシャルプランナー 風呂内亜矢

写真はイメージ=PIXTA
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あけましておめでとうございます。三が日があけ、そろそろお仕事モードのウオーミングアップ中の方もいらっしゃるかもしれません。「お金習慣」についても年始に体制を整えておき、後は放っておいても自動的にまわる仕組みを構築できると、以降が楽になります。

我慢よりも仕組み。努力しようと思わないで

20代の頃に読んだ仕事術の本に、「自分は遅刻してしまうであろうことを見越してスケジュールを立てたり、電車に1本早く乗ったりすることが手堅い仕事につながる」と書いてありました。また、県内で進学校の部類に入る高校に通っていた時には、数学の先生が「受験当日、熱が38度出ても及第点がとれる計算の段取りを手に覚え込ませるのがよい」と繰り返し話してくれました。

いずれも自分のことを過信せず、自分自身が多少弱ったとしても、一定以上の成果を上げるためのアドバイスなのではないかと、今の私は解釈しています。

お金についても似たことがいえます。ある特定の月だけ、ものすごく努力をして5万円の節約に成功したとします。でも、それはとても努力を伴う節約だったので、それ以降、努力が続かなかったとすると、その年に達成できる貯蓄は5万円止まり……ということが起こるかもしれません。ところが、さほど努力を伴わない、気がついたらできている節約の仕組みを作ることができれば、たとえひと月5000円の節約であったとしても、1年で6万円の貯蓄を実現することができます。

インパクトがあるほどの努力をして、がっつりお金を貯(た)めて「ブリをつける」(勢いをつける)ことも時には大切ですが、基本路線としては、無理せず自動的に「ほったらかしでも貯まった」という状態をつくることを目指すのが得策です。

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