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横浜DeNAベイスターズ事業本部本部長の木村洋太氏

横浜DeNAベイスターズ事業本部本部長の木村洋太氏

プロ野球の横浜DeNAベイスターズは2018年シーズンを4位で終えた。ただ、観客動員数は球団史上初めて200万人を超え、ホームの横浜スタジアムでは座席が取りにくいとの声が出るなどビジネス面では順調だ。球団のマーケティングを担当する木村洋太・執行役員事業本部本部長兼ブランド統括本部本部長に、スポーツビジネスのファンづくりや今後の戦略を聞いた。

ファンクラブ会員、7年で14倍に

――観客動員が過去最高を記録しました。

「DeNAが親会社になる前の2011年と比べ、18年シーズンの観客数は1.8倍に、ファンクラブの会員数は14.4倍に増えました。横浜スタジアムの席は97.4%が埋まった計算で、チケットの完売も52回に上りました。17年はそれぞれ96.2%、38回でした。基本的にはチームの人気や選手の活躍のおかげですが、球団としてもビジネスの視点でお客さんを増やすよう取り組んできました」

――木村さんの仕事は?

「ベイスターズでの私の役割は2つあります。球団の売り上げを伸ばすこととチームや企業のブランディング活動です。売り上げの内訳は、入場券収入がざっと4割、スポンサー収入とグッズ・飲食販売がそれぞれ2割、残りが放映権収入などです。私が入社した12年ごろは入場券収入が半分を超えていました。バランス重視路線で、ほかの売り上げを増やしてきました」

――マーケティング活動はどのように?

「球団はBtoC(消費者向け)企業です。だれがお客さんかをはっきりさせ、何を求めているかを探り、満足してもらえるモノやサービスを提供する。それを地道にやってきました」

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