幸せ感じにくい時代 趣味やボランティアにこそ価値幸せになるお金の使い方をマネーハック(4)

今の日本社会は幸せを感じにくい時代だと思います。すでに物質的な豊かさがある程度満たされており、より豊かになることを全国民が実感することが難しいからです。

ごく自然に生活感の向上を感じるのは日本ではもはや難しくなっています。だとすれば、消費や投資、寄付、そして社会活動といった分野で意識的に自分の幸せにつながるお金の使い方をしてみるべきです。

私は買い物では「最初は安いものを買う」ということに決めています。これは自分の人生を通じて「グレードアップ」を楽しむためです。最初の車はボロボロの中古車を30万円で買いました。初めて親元を離れたときの部屋は築30年超の壁の薄いアパートでした。

そのときは安くても満足感がありました。そしてスタートを低く設定したおかげで、「次」の買い換えや住み替えはほんの少しのグレードアップでもあっても幸福感を感じることができます。

今までと違うお金の使い方をしてみる

今までと違うお金の使い方をしてみるのもいい方法でしょう。家族や友人との人間関係にちょっとお金を使ってみるのもいいかもしれません。それまでは送ったことがないようなプレゼントを持って新年のあいさつに行ってみたり、クリスマスにホームパーティーを開いて久しぶりの友人と笑顔を共有してみたりするのも賢い幸せの買い方かもしれません。

今日はまさにクリスマスイブですが、サプライズのプレゼントを友人や家族にしてみてはどうでしょうか。例え100円のチョコレートでも、とびきりの笑顔を見ることができるかもしれません。

ぜひ、「幸せは自分のお金の使い方ひとつで変わってくる」と考えてみてください。きっと世界が変わってくるでしょう。

さて、今年もお金についての賢いノウハウやヒントをたくさん紹介してきました。来年も皆さんにいろいろ紹介できればと思っております。

ぜひよいお年をお迎えください。

マネーハックとは ハックは「術」の意味で、「マネー」と「ライフハック」を合わせた造語。ライフハックはIT(情報技術)スキルを使って仕事を効率よくこなすちょっとしたコツを指し、2004年に米国のテクニカルライターが考案した言葉とされる。マネーハックはライフハックの手法を、マネーの世界に応用して人生を豊かにしようというノウハウや知恵のこと。
山崎俊輔
フィナンシャル・ウィズダム代表。AFP、消費生活アドバイザー。1972年生まれ。中央大学法学部卒。企業年金研究所、FP総研を経て独立。退職金・企業年金制度と投資教育が専門。著書に「読んだら必ず『もっと早く教えてくれよ』と叫ぶお金の増やし方」(日経BP)、「共働き夫婦 お金の教科書」(プレジデント社)など。http://financialwisdom.jp
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ビジネスパーソンの住まいと暮らし
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