ナショジオ

スペシャル

中国地下住居・アイスマン…ナショジオニュース10選

日経ナショナル ジオグラフィック社

2018/12/29

ナショナルジオグラフィック日本版

今年も残すところ、あと3日となりました。2018年後半の人気動画10本に続いて、後編では読者の皆さんによく読まれたナショジオ・ニュースのベスト10を発表しましょう。

【1位】今も100万人居住 中国、地下核シェルターの実像

中国、北京の魏公村地区にあるノン・イン核シェルターの自室で、ベッドに座るシェンさん(23)。多くの若者がより豊かな生活を求め、地方を後にして北京に移住している(PHOTOGRAPH BY ANTONIO FACCILONGO)

1960年代後半から70年代、冷戦下の中国では、核兵器が使用される事態に備えて、核シェルター付きのアパートが都市部の地下に建設されました。シェルター付きアパートは、80年代に初めに役割を終えました。しかし、その後も残り、今では地方から都市部に出てきた人々の生活の場として、100万人以上が暮らしています。地上の世界とはずいぶんと違う異空間に、写真家が潜入して撮影しました。

記事「今も100万人居住 中国、地下核シェルターの実像」を読む

【2位】5300年前の「アイスマン」 最後の晩餐がついに判明

アイスマン(愛称エッツィ)の最後の食事となった動植物の正確な種を突き止めようと、彼の胃から内容物のサンプルを取る研究者たち(PHOTOGRAPH COURTESY SOUTH TYROL ARCHAEOLOGY MUSEUM, EURAC/M.SAMADELLI)

第2位となったのは、今から5300年前にアルプスで命を落としてミイラとなった、通称「アイスマン」です。発見されたのは1991年ですが、彼がどういう最期を遂げたのかは、その後、いくつも説がありました。今回、最新技術でアイスマンの胃の内容物を分析した結果、死の前の食事が明らかになりました。人に追われて山に入ったという説がありましたが、内容物を見ると、どうやら予め食事を準備して山を登ったようなのです。古代の一人の物語に高い関心が集まりました。

記事「5300年前の「アイスマン」 最後の晩餐がついに判明」を読む

【3位】両親はネアンデルタール人とデニソワ人 交雑の初証拠

ネアンデルタール人女性の復元像。2008年に公開されたこの像は、古代のDNAの解析結果を利用して作成された最初の復元像だった(PHOTOGRAPHY BY JOE MCNALLY, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE)

第3位も古代の人の物語です。といっても、私たちホモ・サピエンス(ヒト)とは違うネアンデルタール人とデニソワ人のお話です。一時期、ヒトは複数の種が同時に地球上に存在し、異種間の交雑があった可能性は、現在の私たちの遺伝子からもわかっています。2018年8月に発表された発見では、ネアンデルタール人とデニソワ人という異なる種同士から生まれた少女が初めて見つかりました。分析に使われた少女の骨片は、長い間、動物の骨の破片と一緒に置かれていました。どうして、大発見につながったのかは、ぜひ記事で確認してみてください。

記事「両親はネアンデルタール人とデニソワ人 交雑の初証拠」を読む

【4位】インドに残る違法な児童婚 貧困が招く悪習の連鎖

自分の結婚式で、たき火の周りを歩くムスカーン(仮名)。14歳のムスカーンは、父親に命じられて結婚後に学校を退学した(PHOTOGRAPH BY SAUMYA KHANDELWAL)

インドでは、今でも幼い少女が嫁がされる「児童婚」の風習が残る地域があります。もちろん、現在のインドの法律でも違法で、数は減っています。それでも児童婚が後を絶たない背景の一つが貧困問題です。社会の歪の犠牲になる幼い少女が今もいるという現実に胸を締め付けられます。

記事「インドに残る違法な児童婚 貧困が招く悪習の連鎖」を読む

【5位】奇跡のサメ写真撮影秘話 すごすぎてネットに偽物氾濫

本物かどうか疑われ、のちに実際に数々の偽写真に使われるようになるホホジロザメの写真。撮影者のトム・ペシャック氏いわく、「研究者がサメを追うのではなく、サメに追われる研究者」(PHOTOGRAPH BY THOMAS P. PESCHAK)

カヤックを追う巨大なホホジロザメの写真。この1枚はフィルムで撮られたもので、デジタル合成でも二重露光でもありません。決定的瞬間をとらえた写真は話題となり、その後、水が関係する事件や災害のたびに、意図的に合成されたサメの写真がネット上で拡散するようになりました。記事では、写真家自らが撮影時の様子を語り、また貴重なスライドフィルムも見せてくれています。

記事「奇跡のサメ写真撮影秘話 すごすぎてネットに偽物氾濫」を読む

第6位以下の記事も、ナショジオならではの写真記事が続きます。たとえば、6位は、かわいいパンダだらけの写真だけでなく、パンダに扮して撮影した写真家の姿までご紹介。9位の写真は動物たちの奇跡の瞬間が笑いを誘います。地球の驚きをお届けするナショジオの記事を年末もお楽しみいただき、どうぞ良いお年をお迎えください。

【6位】かわいいけれど大変! パンダ撮影3年間の舞台裏

たくさん生まれたジャイアントパンダの子どもたちが撮影のために並べられている。中国四川省、碧峰峡にあるパンダ繁殖センターにて(PHOTOGRAPH BY AMI VITALE, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE)

【7位】保存か解体か 「中銀カプセルタワー」を中から撮った

中銀(なかぎん)カプセルタワービルの外観。2015年撮影。140個の取り外し可能なカプセルから成る(PHOTOGRAPH BY NORITAKA MINAMI)

【8位】時間が止まったような欧州の美しい村 写真19点

イタリア、エリチェ: 夢の世界のような山頂の景色を見るには、ケーブルカーが便利。地元では、中世風の建物が雲海に浮かぶ姿を「ビーナスのキス」とも呼んでいる。もともと異教徒の礼拝所だった村は、シチリア職人の伝統に忠実で、工房では手塗りの陶器や手織りじゅうたんなどが売られている(PHOTOGRAPH BY VISIONS FROM EARTH, ALAMY STOCK PHOTO)

【9位】思わずお題を付けたくなる 笑撃の野生動物写真

そこで止まれ! 静かにしていろとジェスチャーするリス。米フロリダ州で撮影(PHOTOGRAPH BY MARY MCGOWAN, CWPA/BARCROFT IMAGES)

【10位】似ているようで違う 写真で見る北朝鮮と韓国の生活

北朝鮮の平壌、子供の日のイベントのキム・ソン・ジョンちゃん(左)。韓国で開催されたソウルファッションウィークでのユン・ヘリムちゃん(右)(PHOTOGRAPH BY ED JONES, GETTY IMAGES)

(日経ナショナル ジオグラフィック社)

ナショジオ 新着記事

ALL CHANNEL