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戦場カメラマン志望から手話の世界へ

社会起業という選択(1)

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NIKKEI STYLE

初めまして! 手話ビジネスを展開するシュアールグループ代表の大木洵人(おおき・じゅんと)です。「手話」というと福祉やボランティアというイメージが強いと思いますが、私は手話にかかわる課題をビジネスの手法で解決するために、大学2年で起業しました。

大学を卒業するまでの2年半は、社会起業家であり、学生起業家でもある、学生社会起業家でした。既に大学を卒業して6年が過ぎようとしています。「Fact is stranger than fiction(事実は小説よりも奇なり)」と言いますが、会社を興してからの8年半は本当に色々な事がありました。私もまだギリギリ20代(29歳......汗)ですが、ここでは私のこれまでの人生を振り返りながら、社会起業家というキャリアを選んだ私の考え方や経験を皆さんにお伝えできればと思っています。

手話とは無縁の人生

私は20歳までは手話に関わったことがありませんでした。手話業界にいる聴者(聞こえる人)の多くが、両親が聞こえなかったり、幼馴染に聴覚障がい者がいたりと、若い頃に手話と出会い、継続して関わりがあるケースがほとんどです。

最近ですと『聾の形(こえのかたち)』という少年漫画が、大ヒットして映画にもなりました。主人公のいる小学校に、聴覚障がいを持つ女の子が転校してくるところから物語が始まり、最終的に2人は恋に発展します。そのプロセスで、主人公は手話を身に付け、聴覚障がいについて学びます。自分の初恋の相手が聴覚障がい者であれば、自然と手話を学ぶでしょう。しかし、私が聴覚障がい者と初めて出会うのは手話を始めてからでした。

手話に一目惚れ

私が人生で初めて手話を知ったのは、中学生の時に見たNHKの手話講座。学校が休みの日に、家で何気なくテレビを見ている時に、たまたま映っていたのがNHKみんなの手話でした。特に興味もなかったのですが、暇だったので番組を付けたままにしていると、そこには表情豊かに手話で話す聾者の姿がありました。生き生きとした手話での会話を見た瞬間、「こんな美しい言語があるのか?!」と感動しました。それが私と手話の出会いであり、手話に一目惚れした瞬間でした。

ちなみに、その番組で手話指導をしていたのは日本ろう者劇団員の井崎哲也さん。2016年にシュアールが主催する企画に講師として参画して頂き、仕事として御一緒出来たのは大変に嬉しい経験でした。

将来の夢は「戦場カメラマン」

しかし、当時の私は戦場カメラマンになりたいと思っていました。私が手話と出会う少し前に、インターネットで戦争写真を見て、「世界では依然として戦争や紛争が続いている。その真実は最前線で撮影している戦場カメラマンがいないと世の中に広まる機会はない。ならば、私もまだ知られていない真実を世の中に広めるために戦場カメラマンになりたい」と思い、国境なき記者団に入ることを将来の目標にしていました。その中でも特に「不肖・宮嶋」さんに憧れ、彼の母校でもある日本大学芸術学部写真学科への進学を志望していました。

アメリカへの留学

中学2年生で戦場カメラマンを目指し始めた私は、高校へ進学後、数十年休部状態だった写真部を再建します。部活も部費もない状態だったので、新しく部活を立ち上げることと全く変わりませんでした。文化祭での写真展の開催、写真コンテストへの応募などを繰り返すことで実績を積み、生徒会から暗室をプレゼントされ、文化祭でも部活の展示人気ランキング2位まで上りつめ、大阪市長から表彰状をもらうまで成長しました。

そして、高校3年生の夏に、英語力の向上と写真技術を高めるためにアメリカへと単身留学します。この留学が私の人生を大きく変える、一つ目のターニングポイントとなりました。

大木洵人
シュアールグループ共同創業者、代表。手話通訳士。1987年群馬県生まれ、慶應義塾大学環境情報学部卒。「聴覚障がい者と聴者の本当の意味での対等な世の中を作れないか」と考え、2008年にシュアール(ShuR)を大学2年生で創業。「手話ビジネス」を実現すべく、遠隔手話通訳や手話キーボードなど、手話のIT事業を多数展開する。

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