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世代を超えてミレニアル世代の働き方と向き合おう

これからの女子キャリと生き方(33)

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いま、"ミレニアル世代"が注目を集めています。2000年代に成人もしくは社会人になる人たちの総称で、幼い時からインターネット環境があるため情報リテラシーが高かったり、社会貢献の意識が強かったりといった特徴があると言われています。きっと日経カレッジカフェの読者の皆さんの多くも、この世代に当てはまるのではないでしょうか。

もともと、世界では消費者としてのミレニアル世代が注目されていました。どうしたら、ミレニアル世代が買いたくなる商品を作ることができるのかということが熱心に議論され、過去の世代とは大きく違う彼らの特徴が明らかになりました。

これまでの世代と大きく違う価値観を持ったミレニアル世代

そして、人材としてのミレニアル世代にも注目が集まるようになります。2016年に公益社団法人 経済同友会が発表した「ミレニアル世代がもたらす変化を先取りし、企業の成長戦略の核に(2015 年度米州委員会 提言)」においても、下記のように述べられています。

 働くことに、社会との関わりを通じた充実感や大義を求め、自律的でフラットな組織に 魅力を感じる「働き手」の増加、科学者と芸術家など、セクターや分野を超えたコラボレーションの展開など、米国において、変化の一部は既に顕在化している。

このように、これまでの世代と大きく違う価値観を持ったミレニアル世代と、どう向き合っていくのかが課題として認識されはじめています。

3月上旬、そんなミレニアル世代の働き方をテーマに、少子化ジャーナリストの白河桃子さん、ヤフー株式会社、manmaの3者による「ミレニアル世代と働き方を考える」が開催されました。企画を担当した株式会社manmaの越智さんは、働き方に注目が集まっている今だからこそ「幅広い世代の人が集まり、『働き方』について世代によって異なる価値観があることを共有することが大事だと思った。その上で、世代のギャップを乗り越えて、一緒に働き方をつくっていく場にしたかった。」と企画の意図を語ります。

「自分と異なる働き方をいかに理解できるのかが大切」

イベントでは、パネルトークとワークショップの2本立て。第一部のパネルトークでは、少子化ジャーナリストの白河さんが「働き方改革は、企業が人材不足やデジタルイノベーションの時代に生き残っていくためにも必要だし、女性活躍のためにも必要なんです。」と語りかけました。ヤフー株式会社からは、性別に限らず全ての人が働きやすくなるための制度と制度を利用する社員の声を紹介。また、働き方の多様化を支える風土づくりとして「自分と異なる働き方をいかに理解できるのかが大切」とのメッセージをいただきました。

キャリア選択真っ只中の大学3年生からは、働き方については、制度だけでなく「実際に働きやすいかどうか」という部分を気にしているという声も聞かれました。「白河桃子さんの話の中で、『(働き方改革を進めるには)制度だけでなく、心理的な安心感があることが大切になる』という話が印象的でした。登壇してくれたキャリア選択中の二人の学生からも、また、私の周りの学生でも、企業説明会で働き方についての制度についてだけ話されても腑に落ちていないと聞きます。それは、『本当に安心して働けるのか』という"実際のところ"に不安を感じているからなんだと思いました」と、先出の越智さんは話します。

キャリア選択で大事にしているのは社会貢献性

第二部のワークショップでは、「世代による価値観の違い」を前提に「働き方」についての対話を進めるため、世代ごと(ミレニアル世代 / 団塊ジュニア世代 / バブル世代 / 新人類世代)に名札にシールをつけてもらい、多世代で混ざって対話を行いました。これからの社会に対して望む働き方や現状の課題について、グループで話してもらったところ、世代を超えて「副業できるようにしてほしい」という声が多く出ました。越智さんは『ミレニアル世代の働き方は「時間の使い方」という意味でこれまでの世代よりも多様化していくのではないか』と話します。

ミレニアル世代の参加者からは「キャリア選択でいかに企業理念に社会貢献性が含まれているかを大事にしている」という声も聞かれました。会社ありきではなく、自分の生き方を中心に据えて将来を考えています。そして、それを実現するための会社や、副業で行う仕事を選択するという考え方になっていることが浮き彫りになりました。

対話の中では、価値観の違いに気づく場面も多くありました。これからは、ミレニアル世代がより社会に進出するようになります。大きく違うお互いの価値観を否定し合うのではなく、世代を超えて率直に共有し合う場が必要なのかもしれません。そして、お互いが歩み寄り、一緒に新しい働き方を作っていくことが強く求められているのではないでしょうか。

新居日南恵(におり・ひなえ) 1994年生まれ。東京出身。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科在学。2014年に"いまの女子大生の手で安心して母になれる社会をつくる"をコンセプトに掲げ、任意団体「manma」を設立。2015年1月より学生が子育て家庭の日常生活に1日同行し、生き方のロールモデルに出会う体験プログラム「家族留学」を開始。

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