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スピーキングの壁(730点)を越えるには~聞く、真似る、使う

TOEIC超勉強法(7)

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NIKKEI STYLE

前回は第4の壁「リスニングの壁突破法」をご紹介しました。今回は第5の壁「TOEIC730点〈スピーキングの壁〉突破法」です。今回は前回紹介したMT君と一緒に英語トレーニングを始め、730点を突破したNM君のケースを紹介します。

体験談:体と心の変化が出るまで続けよう!

「僕は昔から英語が好きで、英検の2級を持っていました。でも、大学2年の時に会話学校に行ったら、まったく通じずにショックを受けました。TOEFLも受けてみましたが、撃沈。そこで、MT君(前回紹介)が参加していた英語サークルに参加しました。サークルでは、みんなが学習記録をつけて楽しそうに英語を学んでいました。
 TOEICを受けてみたら510点でした。普通のスピードに耳がついていかない、聞けても話せないというレベルでした。MT君が先に600点を超したのに刺激され、自分のやり方も変えました。わからない単語を、辞書を引きながらのんびり訳すという"勉強"の世界から、「聞く」・「真似る」・「使う」を意識した"トレーニング"の世界へと足を踏み出しました。これが僕を劇的に変えてくれたと思います。
 そして、トレーニング時間が記録をつけて580時間目の日に、テレビでドラマを見ていたら、体に英語が流れてくるような感覚になりました。『あっ、これが体の変化なんだ!』と初めて感じた瞬間です。その変化を感じた直後にTOEICを受けたら730点を突破していました。スコアでなく時間を追ってきた結果だと思います」

以下、NM君にアドバイスした内容のエッセンスです。

歩けない子供は走れない

歩けない子供は走れない――。当然のことですが、英語学習でも同じようなことが言えます。「聴けない英語は話せない」という原則があります。スピーキングの基本はリスニング。まずはしっかり聞ける耳作りをすることが、スピーキング力強化の基本です。「歩く」がリスニング、「走る」がスピーキングと考えるとわかり易いですね。

まず、「聞く」

言葉も食べ物も、人間の身体はまずINPUTしなければOUTPUTされてきません。この当たり前のことが、英語学習ではしばしば見逃されています。まだ聞けないのに、いきなり会話練習。これは、まだ歩けない子供に走れと言っているようなものです。

言葉は聞いて・真似て・使って、初めて身に付きます。730点突破を目指す人は、Newsや洋画や洋楽などの英語の自然食品を耳からInputし続けましょう。耳の変化は200時間位ごとにやってくる......という方が多いようです。

次に、「真似る」

「学ぶ」は「真似ぶ」という古語から来たそうです。学びの基本は真似です。「真似」するトレーニングのいくつかをご紹介します。

【Repeating】

Repeatingは相手の言ったことのオウム返しです。センテンスやフレーズごとに、区切ってリピートしていきます。最初はNewsで、慣れたら洋画でやってみましょう。

【Shadowing】

Shadowingは聞こえた英語を、すぐ後から影を追ってリピートしていく練習です。Repeatingは、比較的短いものの反復練習ですが、Shadowingでは聞こえた英文を一定時間、真似し続けます。英文の追っかけ練習です。

NHK総合TV、夜9時のニュースのサブチャンネルの英語でやってみてください。画面に日本語で何のNewsか出ますので、テーマがわかりとっつき易いと思います。

【Role-Play】

Roleは「役割」、Playは「演ずる」です。好きな俳優が出る、好きな映画の、好きな場面で、好きな俳優の相手役を演じるのです。私はかつてデミ・ムーアが好きでした。

好きな俳優を相手役に練習しますから、勉強しているという感覚がなくなります。好きというワクワク感が、結果として学習を継続させてくれます。相手がいないという方には、この洋画のRole-Playをお薦めします。

そして、「使う」

「どうしたら英語が使えるようになりますか?」という質問に対する、私の答えはいつも同じです。「使ってください」・「使って間違ってください」・「勉強するより、1回間違った方が使えるようになりますよ」です。

「そろそろ使ってみましょう」と言っても、多くの人が尻込みします。「もう少し勉強してから」が、その決り文句です。英語は勉強してから使うのではなく、使いながら学ぶこ とが大切です。使うことこそ学ぶことなのです。

ピンとくる体の変化には周期があります!

NM君は、後日アメリカに留学し、大学で知り合った女性と結婚しました。その彼が体と心の変化を感じた時間について述べてくれました。その時のコメントは、「僕の場合、学習記録をつけてきましたので、一定の周期で体の変化を感じることに気付きました。僕の場合は約600時間でした」です。

変化がもっと少ない時間で来る人もいますが、体の変化を感じるには数百時間の積み重ねが必要なようです。みなさんも「学習時間を記録して」自分の体の変化がどのくらいで来るか確認してみてください。

次回は、第6の壁:TOEIC860点〈リーディングの壁〉突破法をご紹介します。

「英語トレーニングのICC」代表 千田潤一

http://www.icc-chida.com

千田潤一(ちだ・じゅんいち) タイム、AIU、TOEICを普及する国際コミュニケーションズを経て、現在英語教育コンサルティング会社(株)アイ・シー・シー代表取締役。2000年より那須高原に「英語難民救済センター」を主宰。トヨタ・SONY・富士通日本航空等の大手企業や英語教員・中高大学生向けの講演・セミナーは4000回以上、受講者は19万人を超す。NHK総合テレビの「英語でしゃべらナイト」や、教育テレビの「めざせ!会社の星」でも取り上げられた経歴を持つ。「TOEICテストスピーキング/ライティング問題集」や50万部を超すベストセラーとなった「英会話・ぜったい・音読」など著書多数。

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