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情熱だけでアメリカで働き始めた“ウイスキーガール” 海外で働くヒント(1)

KOVAL Distillery 小嶋冬子

2017/12/22

アメリカのシカゴにあるKOVAL蒸留所で働いている小嶋冬子です。ウイスキーを造りたいというそれだけの思いから始まり、今でも、毎日をウイスキー製造と市場開拓に費やしています。現在は、同蒸留所にて日本のマーケティングを担当しており、シカゴから自分たちの造った商品を多くの皆様へ広めることが私の仕事です。最近は台湾などアジア市場も開拓し、ありがたいことに忙しい毎日を送っています。

そんな生活の中、「私なりに海外企業で働く」ということを文章にしてみようと思いました。私が送っている独特な生活をそのままに全4回の連載でお伝えします。

シカゴの蒸留所で働くまでの経緯

私は留学先のスコットランドでウイスキーを好きになり、実際に造ってみたいという思いから、22歳の時にシカゴのKOVAL蒸留所で働くために単身渡米しました。入社面接はSkype、その後すぐに用意された1週間後のシカゴ行きの航空券を手に、製造の知識ゼロのままでシカゴへ飛び立ちました。

情熱と運の良さだけで手にしたようなこの奇跡。日本を離れるとき、「これから私は海外へウイスキーを造りにいくんだ」という幸福感を抱きながら、飛行機に乗り込んだのを今でもはっきりと覚えています。

アメリカに行って数日経ったころの写真。まだ何も知らなくて、笑い方も子供っぽさがのこっています(笑)

海外企業で、働くということ

「海外で働く」――。この言葉の響きは当時の私には、とても魅力的なものでした。そもそも海外に行くこと自体、ほど遠い生活をしていたため、どこか遠い場所で働くという夢を見るのも当然だったのかもしれません。それに、その時の私は日本で何かうまくいかないことがあるたびに、「海外であれば快適な生活が待っているかもしれない!」と、どこか変な希望を持っていたのも事実です。しかし、実際に海外で働くということは、自分の理想とは全くかけ離れたものでした。

情熱だけでは、どうにもならなかった

私の性格は、好きなことには心底没頭する反面、苦手なことには時間を割かない面があります。自分がやりたいと思ったことだから海外で働いているのは確かですが、シカゴに渡ったばかりの頃の私は情熱だけで、実際にはウイスキー製造の仕事をこなせるだけの力量は全く持っていませんでした。

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